AIを活用した自動応答電話サービスは、企業の電話対応業務を効率化し、顧客満足度を向上させる革新的なソリューションです。
AIが得意とする音声認識や自然言語処理技術を活用し、24時間365日の対応を実現できます。
本記事では、AI自動応答サービスに焦点を当て、主な機能や導入メリットのほか、今注目を集めているおすすめのサービスもご紹介します。
1.AI自動応答電話サービスとは

AI自動応答電話サービスとは、AIが顧客の会話内容を判別し、自動で応答するサービスです。オペレーターに代わり、AIが顧客とのやり取りを自動で行います。
サービスの仕組みは、顧客からの問い合わせ内容をデータ化し、言語処理技術を用いて内容を処理します。
事前登録やAIが学習した内容に基づいて処理を行い、最適な回答を導き出します。導き出した回答は、AIの音声合成機能を使い、人が話しているかのように顧客に応答します。
顧客の問い合わせ内容によって、マニュアル通りの回答で済む場合は、オペレーターに引継ぐ必要はありません。
ただし、AIが判断できない予期せぬ問い合わせなどは、オペレーターがAIの代わりに対応することで適切に処理できます。
このようにAI自動応答電話サービスを活用すれば、24時間365日の電話業務に対応できるため、オペレーターの業務効率化や人手不足の解消に役立ちます。
(1)AI自動応答電サービスの主要機能
AI自動応答電話サービスの主な機能は、以下の通りです。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 音声認識機能 | 顧客からの通話内容は、音声認識技術によってデータ化 |
| 自然言語処理機能 | データ化された通話内容に基づき、相手の意図や要求を理解する |
| 音声合成機能 | 自然言語処理機能で理解し、最適回答を導き出し、あたかも人が話しているかのように音声を合成して顧客に応答する |
応答内容を事前登録し、AIに学習させることで、予期せぬ内容以外は柔軟に対応できます。
また、従来のガイダンス音声では、無機質な機械音でしたが、AI技術を活用すれば人に近い感覚で会話ができます。そのため、顧客も通話内容を理解しやすく、安心感を得やすいメリットがあります。
(2)IVR(自動音声応答システム)との違い

AI自動応答電話サービスとIVR(自動音声応答システム)は、どちらも機械が自動応答する点では同じですが、柔軟性が異なります。
AI自動応答電話サービスは、顧客からの電話に対して、氏名や住所などの個人情報、問い合わせ内容・要件などを自動で聞き出します。聞き出した内容をデータ化し、最適な回答を導き出した後、音声合成で人が話しているかのように顧客に応答します。
一方、IVR(自動音声応答システム)は、顧客がガイダンスに従ってプッシュ操作を行い、事前に用意された回答にたどり着かせる方法です。
双方とも、システムに搭載された機械が自動応答できますが、AI自動応答電話サービスの方がより自然で、顧客の通話内容に対する回答の幅が広いです。
(3)AI自動応答電話サービスが必要な背景
AI自動応答電話サービスが求められる背景には、主に以下のような課題があります。
①人口減少とコールセンターの人手不足
20〜30代の若い働き手が減少しており、企業やコールセンターにおいても慢性的な人手不足に陥っています。限られたオペレーターで多忙な業務を遂行するには、業務の効率化が欠かせません。
また、多忙を極めれば、必要な電話を取りこぼすこともあり、売上や顧客獲得の機会損失にもつながります。
オペレーターの負担軽減や業務効率化、人件費削減など、企業収益を少しでも向上させるには、AI自動応答電話サービスの導入が不可欠です。
②予約受付や管理の自動化
閑散期や手が空いているときであれば、電話業務に対応できますが、多忙時にかかってきた電話に対応できなければ、売り上げの機会損失につながります。できる限り、取りこぼしなく電話対応したい場合は、AI自動応答電話サービスの導入が不可欠です。
AI自動応答電話サービスを導入すれば、「折り返し担当者から連絡します」とアナウンスできるうえ、顧客の問い合わせ内容を自然な形で聞き出すことも可能です。
そうすることで顧客への不快感を低減し、スタッフの負担軽減や業務効率化、人件費削減に効果があり、機会損失の回避や顧客満足度の向上にもつながります。
②着信内容の振り分け
企業の主要電話に問い合わせてくる顧客の中には、営業やいたずら電話、迷惑電話なども含まれます。そのため、必要な電話と不要な電話を自動で振り分ける必要があります。すべての着信に従業員やオペレーターが対応した場合、不要な電話はタイムロスであり、スタッフに負担がかかります。
AI自動応答電話サービスを導入した場合、顧客からの連絡に対して「担当者に伝えておきます」「内容を検討した上で折り返し連絡いたします」とAIが対応すれば、スタッフの業務負担を軽減できます。
さらに業務の効率化や人件費の削減にもつながり、必要な電話の取りこぼしや顧客獲得の機会損失なども回避できます。
③架電業務の効率化
電話業務では、顧客からの問い合わせ対応だけでなく、電話営業や支払い督促など、企業側から架電する際にも電話を使います。
一日、数百件単位で連絡する場合、人力で行っていてはかなりの時間を要します。
架電した際、相手が応答した場合のみオペレーターが対応すれば、オペレーターの負担軽減と業務効率化が可能となり、人件費のコスト削減にもつながります。
2.AI自動応答電話サービスの導入メリット

AI自動応答電話サービスを導入すれば、以下のようなメリットを得られます。
- 人手不足の解消
- 人件費の削減
- 業務効率化
- 顧客満足度の向上
それぞれどのようなメリットが期待できるのか、詳しく見ていきましょう。
(1)人手不足の解消
AI自動応答電話サービスは、顧客の個人情報や要件など、オペレーターと同じようなニュアンスで聞き出せます。さらに、要件に適した応答が可能であり、オペレーターの代わりに対応できます。
(2)人件費の削減
AIに必要・不要の通話内容を学習させておけば、通話内容に応じてAIが適切に判断できます。セールスやサービスのような不要な電話への対応が省け、オペレーターの負担軽減と人件費削減が期待できます。
(3)業務効率化
AI自動応答電話サービスを導入すれば、電話業務に携わっているスタッフの業務効率が向上します。オペレーターに代わり、AIがかかってきた電話に対応し、個人情報や問い合わせ内容を聞き出します。
必要に応じて専門スタッフが電話を代わる際、すでに最低限必要な情報をAIが聞き出しているため、スタッフの手間が省け、効率的に業務を行えます。
さらに、過去の問い合わせ内容をリスト化し、内容に応じた適切な答えをAIに学習させておけば、大半の問い合わせは解決できます。
(4)顧客満足度の向上
着信の取りこぼしの観点から見ると、IVRも効果的ですが、AI自動応答電話サービスを活用すれば、IVRよりも高い効果を得られます。
たとえば、音声合成機能があれば、人が話しているかのような自然な応答が可能であり、顧客に安心感を与えられます。
さらに、問い合わせ内容に応じて適切な回答を提供できるため、業務効率化だけでなく、顧客満足度の向上も期待できます。
3.AI自動応答電話サービス導入時の注意点

AI自動応答電話サービスを活用すれば、多くのメリットが期待できる反面、導入時には注意が必要です。主な注意点は、以下の4つです。
- イニシャルコスト
- 情報収集の不正確性
- 状況に応じた対応力不足
- 内容の確認
それぞれ詳しく解説します。
(1)イニシャルコスト
AI自動応答電話サービスの導入時には、あらかじめ設定費用として数十万〜数千万円単位のイニシャルコストがかかります。
AI自動応答電話サービスを導入しても、コスト削減効果はすぐに結果を得られるわけではありありません。長期間使い続けることで、効果が拡大します。
そのため、AI自動応答電話サービスは、イニシャルコストをかけてでも導入する価値があると期待されています。
(2)情報収集の不正確性
AIは、誤った情報を収集することがあります。バージョンの低いAIの場合、数年前のデータを基に情報を収集します。最近では、AI技術の進歩により、正確な情報を収集できるようになりつつありますが、それでもまだ不正確な情報が散見されます。
AIは、インターネット上や事前登録した情報など、学習したデータを基に情報を収集します。誤った情報を収集することがあるので、収集データを鵜吞みにすることは危険です。
顧客に対し、誤情報を提供した場合、トラブルに発展する恐れがあるので注意が必要です。
(3)状況に応じた対応力不足
AI自動応答電話サービスでは、AIに事前に必要事項を学習させます。しかし、学習させた内容以外の問い合わせがあった際には、対応できない場合があります。
同じ内容で問い合わせても、ニュアンスの違いや方言、周囲の雑音などにより、AIが正確に処理できず、誤った応答やAIでは判断できない場合もあります。
AIで対応できることとできないことを明確にすることで、担当者やオペレーターの業務負担を軽減できます。
(4)内容の確認
AIの収集情報を鵜吞みするのは危険です。誤った情報を収集することがあるため、収集データの内容は確認が必要です。
誤情報は、顧客とのトラブルや継続的な顧客獲得に影響を及ぼし、収益や集客の向上などの機会損失を招く恐れがあります。
必ず、収集した情報の正確性を確認するように習慣づけることが、AI自動応答電話サービスを利用するうえで重要なポイントです。
4.AI自動応答電話サービスを選ぶ3つのポイント

AI自動応答電話サービスは、各ベンダーがさまざまなサービスを提供しています。自社に適した機能があるのか、既存システムとの連携に不具合が生じないかなど、選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
(1)業務内容や予算に適したシステム
AI自動応答電話サービスを選ぶ際に特に重要なポイントは、自社の業務内容に適している機能があるのか確認することです。さらに、導入コストも重要です。
高額なシステムを導入しても、業務内容に適さなければ理想の結果を得られません。また、低予算でも業務内容に適していれば、想像以上の業務効率化や人件費削減に効果があります。
選ぶ際には、自社の問題点や課題の洗い出しを行い、課題を解決できる機能があるのか、予算と照らし合わせて選ぶことが大切です。
(2)既存システムとの連携
AI自動応答電話サービスを選ぶ際には、既存システムとの連携の可否も重要です。
既存システムとして、すでにCRM(顧客管理システム)やSMS・Eメール送信などを導入している場合、AI自動応答電話サービスに既存システムと連携できる機能があれば、さらに効率的に業務を遂行できます。
一方、AI自動応答電話サービスの機能と既存システムが連携できない場合、AIに個別学習させる必要や新たなチャットツールの導入が必要です。
(3)音声認識精度や同時通話本数
すでにスマートフォンのSiriやGoogleアシスタントでもわかるように、ベンダーによって音声認識精度は異なります。音声認識の精度は、企業側の意図した内容に対し、顧客の音声を正確に認識・処理できれば誤情報の提供を回避できます。
ただし、顧客の発音や方言、周囲の雑音などの影響により、正確に音声を認識・処理できない可能性もあります。選ぶ際には、音声認識精度の高い機能を搭載したサービスを選ぶことをおすすめします。
また、同時通話本数も重要です。例えば、同時通話本数が10の場合、AIが同時に処理できる本数は10本です。同時通話本数が少ないほど、着信の取りこぼしが増加する可能性があり、売上や顧客獲得の機会損失につながります。
選ぶ際、判断に迷う場合は、各ベンダーに問い合わせて無料トライアルや音声認識精度を確認することをおすすめします。
5.AI自動応答電話サービスおすすめ23選
AI自動応答電話のおすすめサービスをご紹介します。ベンダーによって得意分野やサービス内容、特徴も異なるため、自社に適したサービスを探す一助になれば幸いです。
(1)Cloud CTI&AI(株式会社ストラーツ)

株式会社ストラーツが提供する「Cloud CTI&AI」は、クラウドとAIの力を組み合わせ、お客様のコールセンター業務をよりスマートで柔軟なものにするクラウドコンタクトセンター構築サービスです。
主な特徴は、24時間365日対応による安心感と幅広いトラブル対応力です。
さらに、コールセンターのあらゆるニーズに対応した完全カスタマイズ性や、AIを活用した電話業務の自動化が可能です。さらにオペレーターの負担を軽減し、応答精度の向上を実現できます。
また、システム利用料以外のサポート費用や追加開発の費用負担はなく、透明性の高い料金設定も魅力の一つです。カスタマイズ例として、以下のことが可能です。
- クラウドベースでの席数の自動調整
- オペレーションに合わせたカスタマイズ可能な自動応答
- 顧客情報やCPMとの連携
- 会話内容や感情のリアルタイム分析
- 問い合わせ内容や難易度による着信の自動振り分け
- 会話録音と文字起こし
セキュリティも万全です。世界的に信頼されるクラウドインフラを基盤としており、データ暗号化やアクセス制御などの高レベルのセキュリティ対策を備えています。
| 運営会社 | 株式会社ストラーツ |
|---|---|
| サービス名 | Cloud CTI&AI |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 機能 | カスタマイズ可能なシステム機能AIによる自動化顧客管理CRM(顧客管理システム)との連携着信の自動振り分け会話の録音文字起こし万全なセキュリティ機能 |
(2)AI Messenger Voicebot(株式会社AI Shift)

AI Messenger Voicebotは、株式会社AI Shiftが独自開発したAI技術を活用し、電話応対業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)するボイスボットサービスです。
同サービスは、高度なAI技術による自然な会話設計が可能です。自然言語処理を活用した予約や注文受付、問い合わせなどにもスムーズに対応できます。
さらに、外部システムとのシームレスな連携や継続的なパフォーマンス改善のデータ分析も行えます。
24時間365日の稼働にも対応可能であり、業種や規模を問わず柔軟にカスタマイズできる点も魅力の一つです。
| 運営会社 | 株式会社AI Shift |
|---|---|
| サービス名 | AI Messenger Voicebot |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 機能 | カスタム音声合成FAQ検索機能ヒアリング機能割り込み発話機能SMS・メール・LINE送信オペレーター転送プッシュ操作予約枠の代替案提示アウトバウンド機能管理画面・ダッシュボード |
(3)AI電話代行サービス(株式会社IVRy)

IVRyは、電話業務を自動化し、顧客体験を向上させるためのクラウド型電話自動応答(IVR)サービスです。
同サービスは、初期費用や工事費が不要で、月額2,980円から利用できます。さらに、サービスの導入完了まで最短5分という手軽さも魅力です。
自動応答用のテキストが自由に作成でき、業種を問わず、さまざまな要件にもスムーズに対応できます。
また、ホワイトリスト機能を使えば、登録した電話番号に応じて自動音声を流すことなく、指定した電話機や携帯電話を直接鳴らせます。
その他にも、365日24時間対応可能であり、多彩なオプション機能も用意されています。
| 運営会社 | 株式会社IVRy |
|---|---|
| サービス名 | IVRy(アイブリー) |
| 利用料金 | 月額2,980円(税別)~ |
| 主な機能 | 分岐設定営業時間設定AI音声案内、録音音声案内電話転送SMS送信通話録音受電通知、着信通知受電履歴ホワイトリスト顧客管理問い合わせフォーム音声解析AI電話(ボイスボット)、AI FAX |
(4)MOBI VOICE(モビルス株式会社)

MOBI VOICEは、電話対応業務を効率化し、顧客体験を向上させるAIボイスボットサービスです。
自然言語処理技術を活用し、24時間365日稼働可能な自動応答を実現します。ピーク時の電話対応やFAQの自動化、オペレーター支援など、機能も充実しています。
同サービスは、最大1,000件の同時着信にも対応可能であり、業務効率化と顧客満足度の向上を両立します。
| 運営会社 | モビルス株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | MOBI VOICE |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | ノーコード編集ダッシュボード音声通話の自動テキスト化自動応答シナリオ |
(5)PKSHA Voicebot(株式会社PKSHA Communication)

PKSHA Voicebotは、オペレーターに代わり、AIが電話対応業務を自動化するボイスボットサービスです。
自然言語処理技術を活用し、24時間365日の自動応答を実現します。定型的な問い合わせはボイスボットが対応し、複雑な内容はオペレーターに引き継ぐことで、効率的な分業を可能にします。
導入前後のサポート体制が充実しており、初めて導入される方でも安心して利用できます。また、同サービスは、月間35万件以上のコール対応実績に裏付けられた信頼性があり、業界を問わず幅広い用途に対応可能です。
| 運営会社 | 株式会社PKSHA Conmmunication |
|---|---|
| サービス名 | PKSHA Voicebot |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 認識補正データ補正ピンポイント聞き直しアウトバウンドフロー分岐Q&A回答復唱転送SMS・Eメール送信独自辞書PBX・CTI連携本人認証データベース連携システム連携権限管理 |
(6)AIコンシェルジュ(株式会社TACT)

TACTが提供する「AIコンシェルジュ」は、電話業務を効率化し、顧客満足度を向上させるAI自動応答サービスです。
音声認識と音声合成技術を活用し、問い合わせ対応や予約受付、リマインドコールなどを自動化します。これにより、コールセンターの負担軽減と安定した稼働を実現します。
さらに、電話での音声認識のテキスト化や、AIが最適な回答を抽出し、音声で返答もできます。夜間や休日でも稼働できるため、機会損失を防ぎつつ顧客対応を強化できます。
| 運営会社 | 株式会社TACT |
|---|---|
| サービス名 | AIコンシェルジュ |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 音声認識AI対話音声合成システム連携SMS送信オペレーターへの転送履歴確認プッシュ操作代表電話受付サービス |
(7)ミライAI(株式会社ソフツー)

ミライAIは、主な特徴は、ノーコードでカスタマイズ可能な会話フロー設計や通話内容の録音・文字起こし機能、外部システムとのAPI連携が挙げられます。
24時間365日の稼働にも対応しており、30日間の無料デモを利用すれば、どのような機能が搭載されているのか本格導入前に確認できます。
また、ミライAIは導入実績300社以上、継続利用率99%という信頼性も魅力です。さらに、低コストで導入できる手軽さと、業種や規模を問わず柔軟に対応できる汎用性があります。
| 運営会社 | 株式会社ソフツー |
|---|---|
| サービス名 | ミライAI |
| 利用料金 | 基本料金:月額500円(税別)~ |
| 主な機能 | 営業時間の設定ホワイトリスト・ブラックリスト文字起こしチャット・メール連携アプリ利用90日間の録音保存期間非通知番号の対応連携でキャリアフリー直転送 |
(8)AItelefonista(インター・ラボ株式会社)

AItelefonistaは、電話対応業務を自動化し、チャットやメールでお知らせする電話代行サービスです。
AI音声認識技術と自動応答(IVR)を活用し、電話対応を自動化します。受電内容をテキスト化し、SlackやEメールなどへの通知機能を備えており、あらゆるメディアツールで着信内容を確認できます。
AItelefonistaは、電話業務のストレスを軽減し、生産性向上を目指す企業にとって最適なソリューションです。
| 運営会社 | インター・ラボ株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | AItelefonista |
| 利用料金 | 月額2,980円(税別)~ |
| 主な機能 | 通話の録音・保存音声の文字起こし辞書電話帳多彩なメディアツールへの通知ダイヤル入力応答文の編集会話シナリオオペレーター転送 |
(9)AI電話サービス(株式会社NTTドコモ)

AI電話サービスはNTTドコモ独自の音声認識技術を活用しており、自然な会話を実現します。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)との連携により、電話応対だけでなく、バックオフィス業務の自動化も可能です。
同サービスでは、50種類以上の音声が用意されており、利用シーンに応じて柔軟に音声UIを実装できます。さらにクラウドベースのサービスであり、保守費用が不要です。
また、既存システムやAmazon Connectとの連携により、幅広い業務に対応可能です。金融、医療、物流、自治体など、さまざまな業界で活用できる汎用性と、導入事例に裏付けられた信頼性があります。
| 運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
|---|---|
| サービス名 | AI電話サービス |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | テレフォニー機能音声認識言語処理音声合成対話ログAPI連携 |
(10)LINE WORKS AiCall(LINE WORKS株式会社)

LINE WORKS AiCallは、電話対応業務を効率化・自然言語処理技術を活用し、24時間365日の自動応答を実現します。これにより、ピーク時の電話対応やFAQの自動化が可能となり、オペレーターの負担を大幅に軽減します。
また、音声認識と音声合成の高精度な技術を活用した自然でスムーズな対話が可能であり、シナリオ設計や学習、システム連携を企業ごとにカスタマイズできる柔軟性があります。その他にもPBXやCRMとの連携機能を備えており、顧客データを活用したパーソナライズ対応も可能です。
| 運営会社 | LINE WORKS株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | LINE WORKS AiCall |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 話者選択専門用語学習音声学習フィラー排除(会話に交じる不要な文言を排除)復唱発話調整シナリオ分岐FAQ対応転送上限回線複数設定回線数変更営業時間判定パーソナライズ本人確認用件振り分け型番対応PBX・CTI連携CRM・DB連携SMS・LINE送信アウトバウンド管理画面管理者権限 |
(11)AI電話自動応答サービス(ディー・キュービック株式会社)

AI電話自動応答サービスは、電話業務の作業効率を向上させるための新たなAIソリューションです。
AI技術を活用して定型的な会話業務を自動化し、複雑な問い合わせは人間が対応することで、業務効率を飛躍的に向上させます。
同サービスの主な特徴は、通話内容のリアルタイムテキスト化やダッシュボード機能による入電傾向の分析、API連携によるデータの自動処理も行えます。さらに、予約受付や注文受付などの機能により、業務全体の最適化も可能です。
その他にも、Slackやメール、SMSなど、多様な通知方法を選択できる柔軟性があります。
| 運営会社 | ディー・キュービック株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | AI自動応答電話サービス |
| 利用料金 | 初期費用:3,000円(税別)~月額4万円(税別)~ |
| 主な機能 | メール・SMS転送通知項目カスタマイズ着信転送セルフディットシナリオ作成・調整リアルタイム表示ダッシュボード機能API連携 |
(12)AI電話対応さくらさん(株式会社ティファナ・ドットコム)

AI電話対応さくらさんは、企業や自治体の業務効率化と顧客体験向上を支援する多機能AIサービスです。
AIチャットボットやAI電話対応、アバター接客など、さまざまな用途に対応しています。特に、自然言語処理技術を活用したスムーズな対話が特徴です。
生成AIを活用した高精度な応答や業務フローに合わせたカスタマイズ性、導入後のサポート体制も充実しています。
さらに、個人情報の保護やセキュリティ対策も万全で、安心して利用できる環境が整っています。
| 運営会社 | 株式会社ティファナ・ドットコム |
|---|---|
| サービス名 | AI電話対応さくらさん |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 自動架電自動応答取り次ぎ対応予約内容の自動判断転送SMS自動返信・案内文字起こし |
(13)commubo(株式会社ソフトフロントホールディングス)

Commuboは、オペレーター業務のAIロボット化を可能にするボイスボットサービスです。
同サービスは、契約継続率96.4%と高い継続率を誇り、AI技術とリアルタイム処理技術を活用したスムーズで自然な会話を実現します。電話業務の自動化により、業務負担を軽減し、効率的な運用をサポートします。
独自開発の音声認識エンジンを搭載しており、高精度な音声認識と自然な応答が可能です。さらに、Webダッシュボードを通じて設定や管理が容易に行えるため、専門知識がなくても運用できます。
また、API連携により、既存の電話システムや業務フローもスムーズに活用できます。
| 運営会社 | 株式会社ソフトフロントホールディングス |
|---|---|
| サービス名 | Commubo(コミュボ) |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 高速リアルタイム処理バラエティ豊富な音声機能Webダッシュボード機能既存の電話システムとの連携API連携呼量応じたオートスケール機能 |
(14)COTOHA Voice DXR Premium(NTTコミュニケーションズ株式会社)

COTOHA Voice DX Premiumは、コールセンター業務の効率化と顧客満足度向上を実現できるAI電話自動応答サービスです。
同サービスは、AI技術を活用し、問い合わせ受付から後続処理までを一気通貫で自動化します。24時間365日の稼働に対応しており、営業時間外の機会損失を防ぐことも可能です。
主な特徴は、音声認識と音声合成技術を活用した自然な会話設計、SMS送信やアウトバウンド業務への対応、FAQ業務における93%の回答精度などが挙げられます。
また、繁閑差によるコール量の変動にも柔軟に対応できる仕組みを備えています。さらに、金融やインフラ業界など、多くの企業で運用実績があり、蓄積された知見が活用されています。
| 運営会社 | NTTコミュニケーションズ株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | COTOHA Voice DX Premium |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 問い合わせ受付対応システム書き込み機能受付チャネルの拡張機能辞書登録機能 |
(15)Smart desk W(株式会社Wiz)

SmartDesk Wは、受電をIVRとオペレーター電話代行の組み合わせにより、必要な電話だけに対応できる電話代行サービスです。
IVR(自動音声応答システム)を活用し、24時間365日の電話対応を実現します。事前設定された音声ガイダンスにより、用件ごとに仕分けて重要な電話はオペレーターに転送、急を要さない内容は音声ログやレポートで確認できます。
さらに、企業のニーズに合わせた応答文やコールフローの設定が可能であり、業務効率化を推進します。また、営業時間外や定休日でも対応できるため、予約や注文の取りこぼしを防ぎ、売上や収益の向上が見込めます。
| 運営会社 | 株式会社Wiz |
|---|---|
| サービス名 | SmartDesk W(スマートデスクダブル) |
| 利用料金 | 初期費用:無料月額費用:8,800円(税込)~ |
| 主な機能 | 自動音声受付(IVR)有人による電話代行チャット・メールでの共有電話内容の文字化SMS送信電話転送自動応答フロー設定音声ガイダンス吹き込み通話内容の録音 |
(16)TeleForce(株式会社メディア4u)

TeleForceは、電話対応業務を効率化し、顧客満足度を向上させるためのIVR(自動音声応答)とSMS連携サービスです。
音声ガイダンスを活用した電話の一次受付の自動化が可能であり、適切な部署や担当者への転送をスムーズに行います。さらに、SMSを活用した通知や情報提供を通じて、顧客対応の効率化を実現できます。
サービスの主な特徴は、柔軟なコールフロー設計や通話内容の録音・文字起こし機能、API連携による顧客データベースとの統合などが挙げられます。
また、ブラックリスト機能や時間外対応の設定など、企業のニーズに応じたカスタマイズや金融機関でも多数採用されている万全のセキュリティも特徴の一つです。
| 運営会社 | 株式会社メディア4u |
|---|---|
| サービス名 | TeleForce(テレフォース) |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 会話内容・留守録の文字起こしチャット通知API連携通話内容・留守番電話の録音自動転送ホワイトリスト・ブラックリスト着信フローの作成自由な音声ガイダンス顧客管理SMSの自動配信動的パラメータ(音声差し込み)機能新規電話番号の取得 |
(17)Terry(Hmcomm株式会社)

Terryは、コールセンターの無人化を実現できる次世代型AI電話自動応答サービスです。
音声認識と自然言語処理技術を活用し、コールセンター業務の効率化と顧客満足度の向上を実現できます。定型的な問い合わせ対応から、通販の注文受付や修理予約、さらにはアウトバウンドコールまで幅広く対応しています。
産業技術総合研究所発の最先端音声認識技術を採用しており、自然でスムーズな会話を実現しています。業種や目的に応じてトークシナリオを自由に設定できる柔軟性があり、Slackやメール、CRMシステムとの連携により、業務をAIだけで完結させることが可能です。
さらに、ダッシュボードを活用した稼働状況のモニタリングや通話内容の分析機能も備えており、運用の最適化をサポートします。
また、24時間365日対応可能であり、夜間や繁忙期の負担軽減にも役立ちます。
| 運営会社 | Hmcomm株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | Terry(テリー) |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | ダッシュボード自動応答会話のテキスト化音声録音受注・訪問予約対応 |
(18)VoiceMall(NTTテクノクロス株式会社)

VoiceMallは、高機能なクラウド型IVRによる音声自動応答サービスです。
ハードウェア・ソフトウェアの購入が不要であり、クラウド型ならではの手軽さと柔軟性を兼ね備えています。同サービスとインターネットは親和性が高く、既存のWebシステムとの連携も容易に実現できます。
音声認識や音声合成技術を標準搭載しており、自然でスムーズな会話が可能です。さらに、高セキュリティのNTTデータセンターを利用しているため、信頼性と安全性が確保できます。
また、Webツールを活用した効率的な構築・運用が可能であり、業務の最適化をサポートします。
| 運営会社 | NTTテクノクロス株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | VoiceMall(ボイスモール) |
| 利用料金 | 初期費用:30万円~月額費用:26万円~ |
| 主な機能 | コールフロー(ガイダンス)運用・編集ツール外部連携プログラム音声認識音声合成メールFAXIVR |
(19)Zendesk(株式会社Zendesk)

Zendeskは、顧客サポートやカスタマーサービスを効率化し、顧客体験を向上させるための統合型プラットフォームです。
同サービスは、すでに世界中で10万社以上の企業が導入しています。問い合わせ管理、チャット、電話、ソーシャルメディアなど、複数のサポートチャネルを一元管理できる点が大きな特徴です。これにより、顧客に一貫性のあるサポートを提供し、満足度を高めることが可能です。
カスタマイズ可能なワークフローや自動化機能を搭載しており、特定の条件に応じたチケットの自動振り分けや通知送信の設定が可能です。
また、FAQやAIチャットボットを活用し、顧客の自己解決を促進しています。データ分析機能を活用すれば、サポートのパフォーマンス可視化や業務改善に役立ちます。
| 運営会社 | 株式会社Zendesk |
|---|---|
| サービス名 | Zendesk |
| 利用料金 | 月額費用:25ドル~ |
| 主な機能 | メッセージングAIと自動化ヘルプセンターAIエージェントチケット管理エージェントワークスペースクラウド電話データプライバシーと保護ルーティングとインテリジェンス機能分析とレポーティングワークフォースマネジメント品質保障(QA)プラットフォームインテグレーション |
(20)コールコール(ルーシッド株式会社)

CallCallは、電話業務を効率化し、顧客対応の質を向上させるクラウド型IVR(自動音声応答)サービスです。
同サービスには、28言語に対応した多言語ガイダンスや音声認識を活用したテキスト化、問い合わせ内容の振り分け機能などがあります。AI技術や多彩な機能を活用することで、電話対応業務の自動化を実現できます。
さらに、チャットツールとの連携やAPIを活用した外部システムとの連携により、連絡や予約・注文の管理も簡単に行えます。
| 運営会社 | ルーシッド株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | CallCall(コールコール) |
| 利用料金 | お問い合わせください |
| 主な機能 | 03・050番号での着信音声フロー作成、編集営業時間外・休日対応ガイダンスのスケジュール設定メニュー分岐、ループ挨拶・終了・フリーのガイダンス機能AIによるテキスト自動読み上げガイダンス録音音声ガイダンス多言語ガイダンス選択肢による回答数字入力メッセージ録音(留守番録音)メール通知LINEWORKS・Microsoft Teams・Chatwork・Slack・Google Chat・directへの通知通知先・登録先の振り分け確認読み上げ非通知・携帯電話判定着信履歴一覧、CSV出力ホワイトリスト・ブラックリスト※その他、オプション機能も多数あり |
(21)ソクコム(Foonz株式会社)

ソクコムは、電話業務や顧客対応を効率化するためのクラウド型コミュニケーションツールです。
同サービスは、IVR(自動音声応答システム)やPBX(電話交換機)、CTI(コンピューターと電話システムを連携させる技術)など、多彩な機能を用いて企業の生産性向上とコスト削減をサポートします。
また、ソクコムには「ロボット発信サービス」と「ロボット着信サービス」の2種類あり、業務形態に適したサービスを選択できます。
同サービスの主な特徴は、1ユーザーあたり月額1,480円というコストパフォーマンスの高さと最短3営業日(工事不要)で導入できる手軽さです。
さらに、API連携を活用すれば、CRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)などの既存システムと連携できるため、業務フロー全体の効率化も可能です。
音声認識や録音文字起こし機能もあり、データの管理や分析が簡単に行えます。
| 運営会社 | Foonz株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | ソクコム |
| 利用料金 | 初期費用:10万円~月額費用:1,480円(税込)~ |
| 主な機能 | メイン機能PBX機能SMS(管理・送信など)Eメール(送信・登録・送信元選択など)IVR オプション機能API連携発信番号通知番号マスキングモニタリングささやきボイスクレーム登録三者間通話 など |
(22)モバイルウェブ ビジュアルIVR(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社)

ビジュアルIVRは、顧客の自己解決をサポートし、応答率の向上を図ることを目的としたコールセンター向けのサービスです。
同サービスは、電話での問い合わせ内容をWebページやアプリで視覚化し、顧客を適切なチャネルへ誘導することで、自己解決を促します。その結果、オペレーターの負担軽減と応答率の向上が図れます。
SMSでは、URL送信によるWeb誘導機能や企業のブランドイメージに合わせた画面設計が可能です。さらに、混雑状況の表示や電話番号一覧ページの作成も容易にできます。
また、管理画面では、簡単にページの修正や更新が行えるため、運用の効率化も図れます。
| 運営会社 | NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社 |
|---|---|
| サービス名 | ビジュアルIVR |
| 利用料金 | 初期費用:1万5,000円~月額費用:3万円~ |
| 主な機能 | ビジュアルIVRの編集予約更新プレビューサイトフォーム作成ページアクセス数の確認 |
(23)ロボット自動受付サービス(株式会社電話放送局)

ロボット自動受付サービスは、電話業務の効率化と顧客満足度向上を実現する対話型IVR(自動音声応答)ソリューションです。
同サービスは、音声認識技術を活用し、従来のプッシュ操作では対応が難しい複雑な業務にも対応可能です。オペレーターの負担を軽減し、業務全体の効率化を推進できます。
主な特徴として、対話による正確な入力や発話録音による聞き起こしの不要さ、同時着信300回線以上に対応可能などが挙げられます。
さらに、API連携を活用し、CRMや基幹システムと連携すれば、より高度な業務対応が期待できます。
| 運営会社 | 株式会社電話放送局 |
|---|---|
| サービス名 | ロボット自動受付サービス |
| 利用料金 | 初期費用:10万円~月額費用:10万円~ |
| 主な機能 | 音声合成メール転送番号追加(ダイヤルイン番号追加)API連携データベース専用環境(VPN対応も可能)多拠点運用・最大同着回線 |
6.まとめ
今回は、AI自動応答電話サービスについて解説しました。
AI自動応答電話サービスは、コールセンターのおける電話業務の効率化を促進し、オペレーターの作業負担を軽減するサービスとして注目されています。
また、AI技術は日々進歩しています。収集データの信ぴょう性に不安を抱えつつも、属人化の脱却や人手不足解消に役立つものと考えられています。そのため、あらゆる分野で導入が進められているのも事実です。
株式会社ストラーツが提供するAIコールセンター開発サービス「Cloud CTI & AI」は、AI技術とクラウドCTIを活用し、電話業務の効率化を可能にする新たなソリューションです。
独自のAI自動応答機能により、顧客対応を自動化してオペレーターの負担を軽減します。さらに、顧客情報やCRMとの連携、会話内容のリアルタイム分析など、柔軟なカスタマイズが可能です。
コールセンターをはじめ、企業における電話業務のさまざまな課題解決と業務効率化を可能にし、顧客満足度の向上も期待できる強力なツールとして注目を集めています。
ご興味のある方は、お気軽に株式会社ストラーツのお問い合わせフォームからご相談ください。



