【AI電話自動応答サービス】おすすめ9選!コールセンターの新常識

「AI電話自動応答サービス」は、コールセンターにおける人材不足やカスハラなどの課題を解決する手段として注目されています。

本記事では、コールセンターにおすすめのAI電話自動応答サービスを紹介します。選定ポイントや導入手順も解説していますので、ぜひ最後まで読んでください。

目次

1.AI電話自動応答サービスとは

AI電話自動応答サービスは、問い合わせの回答をAIが人間の代わりに完了させるシステムです。順に掘り下げていきましょう。

(1)AI電話自動応答サービスの仕組み

顧客からのよくある質問(問い合わせ)に対し、AIが素早く「 音声認識 →文字変換→ 内容理解(自然言語処理) → 返答生成 → 音声変換」という流れで応答します。

同時に、顧客との会話は音声・テキストで記録・分析される仕組みです。緊急性・重要性があると判断された案件は、人間のオペレーターの直接対応に切り替わります。よくある問い合わせ対応は、完全に無人化できるでしょう。

(2)AI電話自動応答サービスの活用シーン

AI電話自動応答サービスは、電話対応に特化したサービスです。コールセンターにおいては、以下のような活用シーンが当てはまります。

項目質問回答
営業時間「営業時間を教えてください」弊社は平日午前9時から午後6時まで営業しています。土日・祝日は休業しております。
納期確認「注文した商品はいつ届きますか?」注文番号〇〇の商品は、5月25日到着予定です。配送状況はオンラインでも確認できます。
在庫確認「商品の在庫はありますか?」申し訳ありません。〇〇の商品は現在在庫切れとなっております。入荷予定は〇月〇日頃です。
料金の質問「サービスの料金はいくらですか?」基本料金は税込3,000円からです。オプション料金などの詳細は公式サイトをご確認ください。
取次依頼「オペレーターと話したいのですが」オペレーターにおつなぎします。大変申し訳ありませんが、少々お待ちください。

上記のやりとりはより高度な設定もできるため、今後の活用範囲はもっと広がるでしょう。

(3)IVR(自動音声応答システム)との違い

IVRとAI電話自動応答サービスの大きな違いは「顧客と会話ができるかどうか」です。

IVR(Interactive Voice Response)は、「〇〇は1を押してください」などの音声ガイダンスを流し、用件を適切な部署に振り分けます。コールセンターに多く導入されているシステムですが、顧客の質問に答えることはできません。
対して、AI電話自動応答サービスは「商品を予約したい」と話しかければ「何を」「いつ」「どれくらい」などを伺い、柔軟な対応をさせることが可能です。

AIの学習機能は、対応データが蓄積するにつれより自然なやりとりを実現します。

2.AI電話自動応答サービスのメリット・デメリット

正確性・スピード・不眠不休など、人間より優れた部分が多いAI電話自動応答サービスには導入メリットがたくさんあります。

しかし、AIは今のところ万能ではありません。サービスを上手く使いこなすためにも、以下のデメリットも把握しておきましょう。

メリットデメリット
・365日24時間対応可能人件費などの経費削減
・サービス品質の安定化対応データの有効活用
・カスタマーハラスメント対策
・導入コストがかかる
・対応範囲が限定的な場合がある
・メンテナンスが必要

悪質なカスタマーハラスメントはさておき、正当なクレームは「共感」「傾聴」といった人間らしい対応が求められます。現状のAIによる対応では人の対応ありきのツールとして活用する必要があります。。

3.おすすめのAI電話自動応答サービス9選

(1)Cloud CTI&AI(株式会社ストラーツ)

引用:株式会社ストラーツ

Cloud CTI&AIは、株式会社ストラーツが提供するAI電話自動応答サービスです。今主流の「クラウドCTI」と「AI」を専門スタッフが一から設計・開発します。

フルカスタマイズなのでFAQやスクリプト(電話用の台本)を企業ごとに設計できるのがCloud CTI&AIの強みです。顧客対応の質を落とさず最適な応答を実現します。

料金カスタマイズプラン:お問い合わせ
特徴フルカスタマイズ対応高度なセキュリティ対策AI技術による適切な振り分けCRM(顧客管理)ツールとの連携会話内容や感情のリアルタイム分析
運営会社株式会社ストラーツ
所在地東京都港区南青山3-8-40 青山センタービル2F
公式サイトhttps://callcenter.strarts.co.jp/

(2)ミライAI(株式会社ソフツー)

引用:https://www.softsu.co.jp/

ミライAIは、代表電話の一次対応から担当者への取り次ぎまでを一貫して行うクラウド型AI自動応答サービスです。
初期費用800円、月額500円から利用できる明瞭な料金体系を採用しているため安心して利用できます。

料金STARTプラン:月額500円~OFFICE LITEプラン:月額2,980円~OFFICE BASICプラン:月額4,980円~PROプラン:月額30,000円~、初期費用30,000円
特徴多彩なシナリオによる柔軟な対応スマートな通話管理と通知機能業種別の導入事例と効果
運営会社株式会社ソフツー
所在地〒104-0045 東京都中央区築地1丁目13-14 NBF東銀座スクエア7F
公式サイトhttps://www.softsu.co.jp/

(3)PKSHA Voicebot(株式会社PKSHA Technology)

引用:https://www.pkshatech.com/

PKSHA Voicebotは、高精度な音声認識と自然な対話設計により有人対応に違い音声品質が好評です。
大手通信コールセンターへのボイスボット導入など経験豊富なメンバーが、導入前のコンサルティングから導入後のメンテナンスまでサポートします。

料金カスタマイズプラン:お問い合わせ
特徴ノーコードで簡単に対話フローを構築日本語に特化した高精度な音声認識柔軟なシステム連携とデータ活用
運営会社株式会社PKSHA Technology
所在地〒113-0033 東京都文京区本郷2-35-10 本郷瀬川ビル
公式サイトhttps://pkshatech.com/

(4)AI Messenger Voicebot(株式会社AI Shift)

引用:https://www.ai-messenger.jp/voicebot/

AI Messenger Voicebotは、独自のスロットフィリング(必要な情報が得られるまで自動で何度も聞き返すシステム)が強みです。
ユーザーの発話に応じて必要な情報を順次収集することで不要な会話のラリーを最大55%削減。顧客はストレスの少ない音声対話を体験できます。

料金初期費用:50万円〜月額費用:30万円〜
特徴生成AIとの連携による柔軟な対応専門チームによるサクセスサポートプログラム200社以上の導入実績と豊富な業界知見
運営会社株式会社AI Shift
所在地〒150-6122 東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア22階
公式サイトhttps://www.ai-messenger.jp/voicebot/

(5)commubo(株式会社ソフトフロントジャパン)

引用:https://commubo.com/

commuboは、自社開発の会話AIエンジンにより、自然な「間」と高速な処理速度を実現しています。

ノーコードで直感的に操作できるWebダッシュボードを提供しており、業務担当者が自らシナリオを作成・編集できます。

料金カスタマイズプラン:お問い合わせ
特徴高速リアルタイムAIによる自然な会話豊富な音声バリエーション直感的なWebダッシュボード
運営会社株式会社ソフトフロントジャパン
所在地〒102-0074 東京都千代田区九段南一丁目4番5号 泉九段ビル 6F
公式サイトhttps://commubo.com/

(6) IVRy(株式会社IVRy)

引用:https://ivry.jp/

IVRyは、簡単・低コストで導入できる電話自動応答システムとして、多くの企業に支持されています。

PCやスマートフォンから数分で設定が完了し、月額3,000円から利用できます。業界や企業規模を問わず、誰でもすぐ操作できる直感的なインターフェースが特徴です。

料金基本料金:月額3,480円(税抜)電話番号維持費:月額550円(税抜)
特徴多言語対応多彩な連携機能と通知機能固定電話番号での受発信機能
運営会社株式会社IVRy(アイブリー)
所在地〒108-0073 東京都港区三田三丁目5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー29F
公式サイトhttps://ivry.jp/

(7)AI電話対応さくらさん(株式会社ティファナ・ドットコム)

引用:https://sakura.tifana.ai/reception

AI電話対応さくらさんは、自然な会話で同時に100件以上の電話に対応できます。日本語だけでなく、英語や中国語など多言語に対応しており、外国人への案内に適しています。

また、アバターやアニメキャラクターを活用し、親しみやすく安心して利用できる環境を整えています。

料金カスタマイズプラン:お問い合わせ
特徴通話内容のリアルタイム文字起こしSMS自動返信職員の負担軽減
運営会社株式会社ティファナ・ドットコム
所在地〒153-0044 東京都目黒区大橋2丁目22-7 村田ビル 5・6・7・8・10F
公式サイトhttps://www.tifana.ai/products/reception

(8)AIコンシェルジュ(株式会社TACT)

引用:https://service.tactinc.jp/aic/

AIコンシェルジュは、企業ごとの業務フローやFAQに基づく柔軟なカスタマイズが可能です。

API(異なるアプリやソフトが互いにデータをやり取りする仕組み)の連携をはじめ、SMS送信やオペレーターへの転送など多機能を組み合わせるノウハウが強みです。

料金初期費用:1,200,000円~月額費用:お問い合わせ
特徴柔軟な連携機能豊富な機能と操作性導入から運用までの一貫サポート
運営会社株式会社TACT(タクト)
所在地〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目1番1号 目黒セントラルスクエア
公式サイトhttps://service.tactinc.jp/aic/

(9)MOBI VOICE(モビルス株式会社)

引用:https://mobilus.co.jp/service/voice

MOBI VOICEは、専門的な知識がなくても、管理画面から直感的に自動応答シナリオを作成・公開できます。

専用環境では最大1,000件の同時接続ができ、通常環境でも100件以上の同時接続が可能です。

料金初期費用:30万円月額基本料金:15万円~オプション:AI連携や有人チャット連携など
特徴多彩な自動応答シナリオ最大1000件の同時着信対応発話音声の自動テキスト化と聞き直し機能
運営会社モビルス株式会社
所在地〒105-0023 東京都港区芝浦一丁目1番1号浜松町ビルディング15階
公式サイトhttps://mobilus.co.jp/service/voice

4.AI電話自動応答サービスの比較ポイントは5つ

(1)運用コスト

AI電話応答サービスを選ぶ際は、「運用コスト」を比較すべきです。特にトータルコストは、運営会社や業種・規模によって大きく変動するためです。

初期費用・月額費用(従量課金型と固定プラン型)・メンテナンス費などコストの内訳が明確で、料金の透明性も考慮しましょう。

(2)音声認識の精度

音声認識の精度について、AIが顧客が話している内容を理解できなければミス・トラブルが頻発します。

「方言」「なまり」の聞き取りや、雑音環境での認識はAIの能力によって差が出ます。顧客満足の視点でも、サービスの音声認識レベルは重要です。

(3)カスタマイズ性

AI電話自動応答サービスを選定するときは、カスタマイズ性に注目しましょう。企業や業種によってニーズや顧客対応の仕方が異なるためです。

カスタマイズ性が低いサービスは、複雑な業務や急な変更に対応できません。自社の業務やニーズに合った柔軟な設定ができる製品やフルカスタマイズが可能なAI電話自動応答サービスを選びましょう。

(4)セキュリティ

セキュリティ対策は、AI電話自動応答サービスにおける必須条件です。個人情報や通話内容の漏洩は、企業の信頼性失墜だけでなく損害賠償の可能性も否めません。

サービスのセキュリティレベルは、通信の暗号化や管理者権限の制御などの機能で推量できます。性能や品質はもちろんですが、安全意識が高い企業に依頼しましょう。

(5)アフターサポート

AI電話自動応答サービスは、アフターサポートを踏まえて継続的に運用してこそ効果を最大化できます。

  • トレーニング支援:現場社員へ操作方法や機能の説明
  • 定期メンテナンス:音声認識チューニングやアップデート
  • トラブル対応:システムトラブルや天災・人災の迅速処理

上記のようなアフターサポートは、運営会社によってスタンスが分かれるところです。サービス比較する際は、ぜひ判断材料にしてください。

5.AI電話自動応答サービスの導入手順3ステップ

AI電話自動応答サービスの選定ができたら、いよいよ導入です。以下の手順を参考に3ステップで進めましょう。

ステップ1:導入目的を明確にする

まずは、AI電話自動応答サービスの導入目的を明確にします。目的が曖昧だと、改善ポイントの特定効果の評価が困難になるためです。

「オペレーター応答件数の削減率」や「営業時間外の対応件数」など、具体的な数値目標を設定しましょう。「何をしたいか」が分かっていれば、運用に支障はありません。

ステップ2:テスト運用とフィードバック

サービスを本格導入する前に、テスト運用で顕在化されるフィードバックを大切にしましょう。実際の業務環境で起きるシステムの不具合や、運用上の課題を早期発見できます。

音声認識やスピード、イレギュラーな問い合わせも動作確認すべきです。顧客はもちろん、現場の声を反映させることで導入の成功率は高まります。

ステップ3:運用マニュアルを整備して稼働スタート

最後に、明確な運用マニュアルを整備してAI電話自動応答サービスを稼働させましょう。トラブルや属人化を防ぎ、スムーズな運用・改善につながります。

通常業務フローやトラブル対応手順、オペレーターへの転送条件をスタッフ全員が情報共有してこそスムーズな運用が実現します。導入時には、必ずマニュアルの整備を行いましょう。

6.まとめ

コールセンターにAI電話自動応答サービスを導入すると、業務効率化やコスト削減だけでなく顧客満足度の向上が期待できます。ただし、AI技術は日進月歩です。変化に強いクラウドCTIなど、最新の知見を持つ専門家のサポートがかかせません。

Cloud CTI&AIを提供する株式会社ストラーツなら、コスト・セキュリティ・多様な顧客特性に合わせたカスタマイズプランを一緒に考えてくれます。自社課題に合ったシステム選びにお悩みなら、株式会社ストラーツにお気軽にご相談ください。

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