ボイスボット比較20選|用途・費用・規模から自社に合わせた選び方

ボイスボットを導入すると、電話での問い合わせ対応や予約受付、本人確認などを自動化し、電話業務の効率化と24時間365日の受付体制を実現できます。本記事では、用途・規模別のボイスボット比較20選、料金・費用相場、自社に合った選び方、AI電話応答・IVRとの違い、導入メリットを解説します。

目次

1.【用途・規模別】おすすめのボイスボット比較20選

(1)電話受付・問い合わせ対応におすすめ

①電話応対AIサービス

株式会社ストラーツの電話応対AIサービスは、電話受付や問い合わせ対応を24時間365日自動化できるボイスボットです。

AIによる流暢な日本語によって、商品名による対応の分岐や名前や電話番号の認識などの対応が可能です。以下ではデモ体験をお試しいただけます。

導入前には、企業ごとの課題把握からシナリオ設計、導入前検証までを実施し、導入後も担当エンジニアが運用状況や要望に応じてフルカスタマイズを行うため、自社の業務フローに合わせて継続的に調整できます。

営業時間外の電話対応を自動化しながら、導入前後の支援を一貫して受けられます。

特徴・24時間365日の自動応答で営業時間外も対応
・導入前の課題把握・シナリオ設計・導入前検証を実施
・導入後も専属エンジニアがフルカスタマイズで運用を支援
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ特別キャンペーン:開発協力でフルカスタマイズ無料(基幹システム連携費用のみ発生)
提供元企業株式会社ストラーツ

②IVRy

引用:https://ivry.jp/

IVRyは、音声認識Q&A、IVR、電話転送、SMS送信、通話録音・文字起こし、予約台帳連携などの機能を備えています。営業時間外や混雑時にも対応でき、既存の電話番号も利用可能です。フリープランでは30着電まで無料で試せ、アカウント登録後は必要項目を設定することで利用を開始できます。

特徴・AI受付、音声認識Q&A、IVRで電話対応を自動化
・電話転送、SMS送信、通話録音・文字起こしに対応
・予約台帳連携や多言語対応などの機能を搭載
料金フリープランあり(30着電まで無料)有料プラン:要お問い合わせ
提供元企業株式会社IVRy

③MOBI VOICE

引用:https://mobilus.co.jp/service/voice

MOBI VOICEは、音声認識と生成AIを活用し、電話での問い合わせ対応を自動化するボイスボットです。顧客の自由な発話や言い直しを踏まえて用件を分類し、本人認証・在庫確認・予約管理などを外部API連携で処理できます。
ノーコードで応答シナリオを編集できるほか、通話内容の文字起こし、録音、利用状況の可視化にも対応します。

特徴・音声認識と生成AIで発話の意図を解釈
・分類・通話録音、文字起こし、ダッシュボードに対応
・導入前後のカスタマーサクセスを提供
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ
提供元企業モビルス株式会社

④PKSHA VoiceAgent

PKSHA VoiceAgentは、AIが問い合わせ内容を判断し、定型業務の自動応答や担当窓口への振り分けを行います。AI-IVRプランと自動応答プランがあり、FAQ案内、営業時間外の一次受付、予約変更、資料請求などに対応します。ノーコードで対話フローを編集でき、本人認証、SMS・メール送信、PBX・CTI、CRMや予約システムとの連携も可能です。

特徴・コールリーズン分析で問い合わせ内容を可視化
・独自辞書や認識補正機能で音声認識精度を向上
・発話データの復唱・ピンポイント聞き直しに対応
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ
提供元企業株式会社PKSHA Technology/株式会社PKSHA Associates

⑤commubo

commuboは、シナリオ型と生成AI型を業務に応じて使い分けられ、代表電話、問い合わせ受付、予約、注文、督促、アンケートなどのインバウンド・アウトバウンド業務に対応します。ノーコードでシナリオを編集でき、CTI・PBXや外部システムとの連携、SMS送信にも対応しています。

特徴・100種類以上の設定項目で複雑な業務フローに対応
・独自の音声認識エンジンとイントネーション調整機能を搭載
・Webダッシュボードから自社で設定・改善が可能
料金初期費用:要お問い合わせ利用料金:要お問い合わせ
提供元企業株式会社ソフトフロントジャパン

⑥LINE WORKS AiCall

LINE WORKS AiCallは、顧客との会話から問い合わせ内容を理解し、電話の一次受付や用件振り分けを自動化します。FAQへの自動回答、営業時間に応じた案内、オペレーターへの転送に対応し、既存の電話番号やPBX・CTIを活用したまま導入できます。

特徴・専門用語を事前学習して音声認識と音声合成に反映
・フィラー排除や話速・ピッチ・音色の調整に対応
・契約範囲内でAI回線数を変更可能
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ
提供元企業LINE WORKS株式会社

⑦AI Messenger Voicebot

AI Messenger VoicebotはAIによる電話応対の自動化によって、問い合わせ対応や各種受付業務を自動化し、企業の対応工数削減と顧客対応の効率化を支援します。音声認識や音声合成を活用した自然な対話に加え、ユーザーの状況に応じて発話を促す発話誘導機能を搭載しています。

特徴・発話誘導機能でユーザーの回答を促進
・独自の音声認識・音声合成技術を採用
・タスク完了率を重視した対話設計
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ
提供元企業株式会社AI Shift

⑧AI Worker VoiceAgent

AI Worker VoiceAgentは、独自のAIエージェント技術により、利用者の発話から用件を特定し、問い合わせ対応や予約受付などの電話業務を自動化するサービスです。表現の揺れや曖昧な発話にも対応し、「どうされましたか?」から始まるユーザー主導の自然な対話を実現します。外部システム連携やSMS・メール送信、オペレーター転送にも対応しています。

特徴・利用者の発話から用件を特定し、表現の揺れや曖昧な発話にも対応
・FAQ回答、型番・氏名の聞き取り、日程調整に対応
・外部システム連携、SMS・メール送信、オペレーター転送に対応
料金要お問い合わせ
提供元企業株式会社AI Shift

⑨AI電話自動応答サービス

AI電話自動応答サービスは、コンタクトセンター運用の知見を活かし、代表電話、注文受付、予約受付などの定型業務を自動化するボイスボットです。通話内容の文字起こしやメール・SMS通知、担当者への転送、API連携に対応し、夜間・休日やあふれ呼にも対応できます。シナリオ作成から運用後の調整まで支援を受けられます。

特徴・代表電話、注文受付、予約受付などの定型業務を自動化
・通話内容の文字起こし、メール・SMS・Slack・Teamsへの通知に対応
・着信転送、API連携、シナリオ作成・運用後の調整に対応
料金スタンダード・初期費用:260,000円~・月額費用:50,000円~エンタープライズ・初期費用:1,200,000円~・月額費用:250,000円~
提供元企業キューアンドエー株式会社

⑩Zendesk Voice

Zendesk Voiceは、AIを活用したクラウド型コールセンターシステムです。AIエージェントが電話の一次対応を行い、複雑な問い合わせは適切な担当者へ転送します。また、電話・チャットなどの問い合わせを同一画面で管理できるため、顧客対応を一元化しながら運用できます。

特徴・折り返し電話予約機能を利用可能
・AIが全通話をモニタリングし品質評価を実施
・電話・チャットなど複数チャネルを統合管理
料金初期費用:なし利用料金:プラン制(詳細は要お問い合わせ)
提供元企業株式会社Zendesk

⑪AmiVoice ISR Studio

AmiVoice ISR Studioは、音声認識を活用した音声対話によって、電話応対を自動化するクラウド型AIボイスボットです。分岐シナリオの設定、音声認識エンジンのカスタマイズ、電話転送、API・生成AI連携に対応しています。
コンタクトセンターだけでなく、受注窓口、代表電話、予約受付、キャンセル対応、手続き案内にも利用できます。

特徴・分岐シナリオの設定
・API・生成AI連携に対応
・電話転送に対応
料金トライアルプラン・初期費用:0円~・基本料金:月額30,000円・10,000円分までの利用料金を含む・基本料金の範囲を超えた場合は従量料金が発生
標準プラン・初期費用:要お問い合わせ・基本料金:要お問い合わせ・利用料金:受電・転送時間などに応じた従量制
提供元企業株式会社アドバンスト・メディア

⑫AI音声応答サービス

AI音声応答サービスは、音声認識・チャットボット・音声合成を組み合わせ、電話での問い合わせ対応を自動化するボイスボットです。一問一答型の案内から、注文・予約受付、電話転送、RPA連携による事務処理まで対応し、受電・架電業務の効率化を支援します。

特徴・音声認識、チャットボット、音声合成を組み合わせて電話応対を自動化
・一問一答型の案内から、注文・予約受付、変更対応まで対応
・電話転送やRPA連携による事務処理の自動化に対応
料金要お問い合わせ
提供元企業株式会社NTTネクシア

⑬AIボイスボット「こえしるべ」

AIボイスボット「こえしるべ」は、問い合わせ内容をAIが解析し、設定したシナリオに沿って24時間365日自動応答する音声対話システムです。受信傾向や対応内容の集計、実績レポートの作成にも対応し、自治体を中心とした電話窓口の混雑緩和や業務効率化を支援します。

特徴・設定したシナリオに沿って24時間365日電話問い合わせに自動応答
・問い合わせ内容、受信傾向、対応実績の集計・レポート化に対応
・SMSによるURL案内、通話内容の要約通知、自動架電に対応
料金要お問い合わせ
提供元企業株式会社アイテム

(2)予約・受付・本人確認におすすめ

①DXでんわ

DXでんわは、電話の一次受付をAIで自動化し、用件の聞き取りから要約、担当者通知、時間外対応までを一括で行うサービスです。発話内容に応じた分岐や転送に対応し、録音内容をAIがテキスト化・要約してSlackやTeamsなどへ通知します。音声ガイダンスは約40言語に対応し、管理画面からフローや営業時間を設定できます。

特徴・話者分離による通話内容のテキスト化に対応
・音声速度、ピッチ、種類を調整可能
・導入前のフロー設計から運用後の改善まで支援
料金初期費用:0円セルフプラン:月額2,980円ライトプラン:月額10,000円スタンダードプラン:月額30,000円プレミアムプラン:月額50,000円カスタムプラン:個別見積もり
提供元企業メディアリンク株式会社

②AIコンシェルジュ(TACT)

AIコンシェルジュは、音声認識・AI対話・音声合成を組み合わせて電話対応を自動化するサービスです。予約や申込受付、問い合わせ対応、代表電話の一次受付に加え、リマインドやアンケートなどの自動発信にも対応します。
顧客情報や希望内容を聞き取り、必要に応じてSMS送信や有人オペレーターへの転送を実行できます。

特徴・発話内容を音声とテキストで保存し専用画面から確認可能
・音声認識とダイヤルプッシュを併用可能
・受付結果データのダウンロードに対応
料金初期費用:要お問い合わせ利用料金:要お問い合わせ
提供元企業株式会社TACT

③AI電話対応さくらさん

AI電話対応さくらさんは、予約・問い合わせ・クレーム対応、電話取次ぎ、夜間・休日・多言語対応を自動化するAIボイスボットです。通話の録音・文字起こし・要約、オペレーター転送、自動発信、外部システム連携に対応し、企業や自治体の業務に合わせてカスタマイズできます。

特徴・予約・問い合わせ・クレーム対応、電話取次ぎ、夜間・休日・多言語対応
・通話の録音・文字起こし・要約、レポート作成、オペレーターへの転送に対応
・企業・自治体の業務に合わせたシナリオのカスタマイズが可能
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ
提供元企業株式会社ティファナ・ドットコム

④AIto Voice

AIto Voiceは、電話による問い合わせ対応を自然な対話で自動化し、FAQや社内ナレッジを活用した回答に対応します。複雑な問い合わせは有人オペレーターへ引き継ぐことができ、電話・チャットなど複数チャネルを統合した顧客対応を実現します。

特徴・生成AIを活用した自然な音声対話に対応
・FAQやナレッジを活用した問い合わせ対応を自動化
・必要に応じて有人オペレーターへシームレスに引き継ぎ
料金要お問い合わせ
提供元企業メディアリンク株式会社

(3)小規模事業者におすすめ

①DHKクラウドPBX AIボイスボット

DHK CANVASは、AIエージェント型とシナリオ型を組み合わせて電話対応を自動化できるクラウド型ボイスボットです。自由対話によるFAQ対応から、代表電話の取次ぎ、用件振り分け、折り返し受付、アウトバウンドコールまで対応します。ノーコードでフローを設計・運用でき、業務内容に応じてAI型とシナリオ型を同一フロー内で使い分けられます。

特徴・AIエージェント型とシナリオ型のハイブリッド運用に対応
・インバウンドIVR、オートコール、SMS送信を提供
・電話認証やカード決済IVRに対応
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ
提供元企業株式会社電話放送局

②ボイスボット(音声AIサービス)

ボイスボット(音声AIサービス)は、音声認識・自然言語処理・音声合成を組み合わせ、顧客からの電話問い合わせに自動応答するサービスです。顧客業務に合わせたシナリオ設計や運用後のチューニングに対応し、自動応答で解決できない問い合わせはスタッフへ引き継ぐことができます。英語による自動応答にも対応しています。

特徴・音声認識、自然言語処理、音声合成による電話問い合わせの自動応答
・顧客業務に合わせたシナリオ設計と運用後のチューニングに対応
・自動応答で解決できない問い合わせをスタッフへ引き継ぎ可能
料金要お問い合わせ
提供元企業トランスコスモス株式会社

④ミライAI

ミライAIは、代表電話の取次ぎや不在時の折り返し対応を自動化するAI電話サービスです。通話内容の文字起こし・要約、メールやチャット通知、営業時間設定などに対応し、営業電話の抑止や担当者への転送も行えます。月額4,980円(税別)から利用でき、30日間の無料デモも提供されています。

特徴・代表電話の取次ぎ、不在時の折り返し受付、営業電話の抑止に対応
・通話内容の文字起こし・要約、メール・チャット通知に対応
・テンプレートを利用した会話フローの設定や独自シナリオの作成が可能
料金BASIC・初期費用:0円・月額費用:4,980円
PRO・初期費用:30,000円・月額費用:30,000円
ENTERPRISE・初期費用:200,000円~・月額費用:200,000円~
提供元企業株式会社ソフツー

2.ボイスボットの選び方

ボイスボットを比較する際は、料金や機能数だけでなく、自動化したい業務への対応可否、音声認識・対話性能、外部システムとの連携方法、運用支援、セキュリティを確認します。

同じボイスボットでも、代表電話の一次受付に適したサービスと、予約・注文・本人確認まで完結できるサービスでは、必要な機能や料金体系が異なります。導入目的と月間の入電状況を整理したうえで、自社の運用条件に合うサービスを選定します。

(1)対応できる業務範囲で選ぶ

最初に、現在の電話業務のうち、どの範囲をボイスボットに任せるのかを整理します。

主な対応業務には、次のようなものがあります。

  • 代表電話の一次受付や担当者への取次ぎ
  • 問い合わせ内容の聞き取りやFAQ回答
  • 予約の受付・変更・キャンセル
  • 注文受付や資料請求
  • 本人確認や顧客情報の照合
  • 営業時間外や休日の受付
  • リマインド、督促、アンケートなどの自動発信

用件の聞き取りだけでよい場合と、予約確定や注文情報の登録まで自動化する場合では、必要な機能が異なります。複雑な問い合わせが発生する業務では、会話内容を引き継いで担当者へ転送できるかも確認します。

(2)音声認識精度と対話性能で選ぶ

ボイスボットが利用者の発話を正しく認識し、会話を完了できるかを確認します。比較する項目は、音声認識精度だけではありません。

  • 氏名、住所、電話番号を認識できるか
  • 商品名、型番、専門用語に対応できるか
  • 言い直しや表現の違いを理解できるか
  • 不足している情報だけを聞き直せるか
  • 複数の用件を整理して回答できるか
  • 聞き取れない場合に有人対応へ切り替えられるか

公式サイト上の音声認識率だけでは、自社の電話環境や問い合わせ内容における精度は判断できない場合があります。導入前にデモやPoCを実施し、実際に使用する商品名、顧客情報、問い合わせ内容を正しく認識できるかを検証します。

(3)外部システムとの連携性で選ぶ

ボイスボットには、あらかじめ設定した流れに沿って応答するシナリオ型と、生成AIを活用して発話内容に応じた応答を行うタイプがあります。

シナリオ型は、質問内容や分岐条件を管理しやすく、予約受付や本人確認など、手順が決まっている業務に利用できます。一方、生成AI型は、表現の揺れや自由な発話に対応できるサービスがあります。

シナリオの作成方法については、次の項目を比較します。

  • 自社でノーコード編集できるか
  • 提供会社が作成・変更を代行するか
  • 変更内容が反映されるまでの期間
  • シナリオ変更に追加費用がかかるか
  • 生成AIの回答範囲や制御方法を設定できるか

問い合わせ内容や業務フローを変更する可能性がある場合は、導入後の修正方法まで確認します。

(4)外部システムと連携できるか

予約受付、注文受付、本人確認などを電話内で完結させるには、ボイスボットと外部システムの連携が必要になる場合があります。

主な連携先には、次のようなシステムがあります。

  • CRMやSFA
  • 予約管理システム
  • 顧客管理システム
  • ECや受注管理システム
  • PBXやCTI
  • メール、SMS、Slack、Teams
  • RPAや基幹システム

比較時には、標準機能で連携できるのか、APIやWebhookによる個別対応が必要なのかを確認します。顧客情報の参照だけでなく、受付内容や対応履歴を外部システムへ登録できるかも確認が必要です。

個別開発が必要な場合は、開発費用、導入期間、保守費用も含めて比較します。

(5)利用規模に合った料金体系を選ぶ

ボイスボットの料金は、初期費用と月額基本料金のほか、通話時間、着信件数、転送時間、同時接続数などに応じて変わります。

費用を比較する前に、次の情報を整理します。

  • 月間の着信件数
  • 1件あたりの平均通話時間
  • 繁忙期と通常期の入電数
  • 同時に着信する可能性がある件数
  • 自動化する電話番号や拠点数
  • 有人転送を行う件数
  • SMSや外部システム連携の利用量

入電数が少ない場合は低額の定額プランや従量課金型、入電数が多い場合は一定量を含むプランや個別見積もり型が選択肢になります。

初期費用と月額料金だけでなく、通話料、電話番号利用料、シナリオ作成、API連携、保守・運用支援を含めた総額で比較します。

(6)導入・運用支援の範囲を確認する

ボイスボットは、導入後の通話データを基にシナリオや認識設定を調整しながら運用します。そのため、導入時だけでなく、運用開始後に受けられる支援内容も確認します。

主な確認項目は次のとおりです。

  • 業務整理や導入範囲の設計
  • 応対シナリオの作成
  • デモやPoCの実施
  • 音声認識エンジンの調整
  • 運用開始後のシナリオ改善
  • 通話データや離脱箇所の分析
  • 障害発生時の問い合わせ窓口
  • 担当者の有無

自社でシナリオを管理する場合は、操作画面の使いやすさやマニュアルの有無も確認します。提供会社へ運用を任せる場合は、支援範囲と追加料金を確認します。

3.ボイスボットの料金・費用相場

ボイスボットの料金は、初期費用、月額基本料金、通話時間などに応じた従量料金で構成されます。本記事内で価格が公開されているサービスを見ると、初期費用は0円から120万円以上月額費用は2,980円から25万円以上が目安です。

ただし、対応する業務、同時接続数、シナリオの複雑さ、外部システム連携の有無によって費用は変わります。大規模なコンタクトセンター向けや個別開発を伴うサービスは、料金が公開されておらず、個別見積もりとなる場合があります。

(1)初期費用の相場

記事内で料金を確認できるサービスの初期費用は、0円から120万円以上です。

サービス・プラン初期費用
DXでんわ0円
ミライAI BASIC0円
ミライAI PRO30,000円
AI電話自動応答サービス スタンダード260,000円~
ミライAI ENTERPRISE200,000円~
AI電話自動応答サービス エンタープライズ1,200,000円~

初期費用には、電話番号の設定、応対シナリオの作成、音声認識の調整、導入支援などが含まれる場合があります。

API連携や基幹システムとの接続、独自機能の開発が必要な場合は、別途費用が発生します。

(2)月額費用・利用料金の相場

記事内で価格が公開されているサービスの月額費用は、2,980円から25万円以上です。

サービス・プラン月額費用
DXでんわ セルフプラン2,980円
ミライAI BASIC4,980円
DXでんわ ライトプラン10,000円
DXでんわ スタンダードプラン30,000円
AmiVoice ISR Studio トライアルプラン30,000円
ミライAI PRO30,000円
DXでんわ プレミアムプラン50,000円
AI電話自動応答サービス スタンダード50,000円~
ミライAI ENTERPRISE200,000円~
AI電話自動応答サービス エンタープライズ250,000円~

小規模な代表電話受付や折り返し対応は月額数千円から利用できます。一方、注文受付や予約受付、複数拠点での運用、外部システム連携を含むプランは、月額数万円から数十万円となります。

なお、上記の金額とは別に通話料金や従量料金が発生するサービスがあるため注意が必要です。

(3)従量課金・定額課金の違い

ボイスボットの料金体系は、定額課金、従量課金、両者を組み合わせた併用型に分けられます。

料金体系特徴向いているケース
従量課金着信件数や通話時間に応じて料金が変動利用量が少ない・変動が大きい場合
定額課金毎月一定額で利用できる問い合わせ件数が多く費用を固定したい場合
併用型基本料金+従量課金で構成一定利用量があり、超過分のみ課金したい場合

例えば、AmiVoice ISR Studioのトライアルプランは、月額30,000円に10,000円分の利用料金が含まれ、範囲を超えた場合に従量料金が発生します。

標準プランでは、受電時間や転送時間などに応じた従量制が採用されています。

(4)導入・運用で発生する追加費用

ボイスボットでは、基本料金以外に次の費用が発生する場合があります。

  • 電話番号や回線の利用料金
  • 通話時間に応じた従量料金
  • SMSの送信料金
  • シナリオの作成・変更費用
  • 音声認識エンジンの調整費用
  • APIや外部システムの連携費用
  • 個別機能の開発費用
  • 運用サポートや保守費用
  • オペレーターへの転送費用

例えば、ミライAIでは通話料金が別途発生し、AmiVoice ISR Studioでは運用サポートや一部機能に別途費用が発生します。

見積もりを比較する際は、初期費用と月額基本料金だけでなく、想定する通話量を含めた総額を確認します。

4.ボイスボットとは?AI電話応答・IVRとの違い

ボイスボットの導入を検討する際は、AI電話応答やIVR、チャットボットとの違いを理解しておくことが重要です。それぞれ仕組みや得意とする業務が異なるため、自社の電話対応や問い合わせ内容に適したサービスを選ぶ必要があります。
ここでは、ボイスボットの概要と、関連するシステムとの違いを解説します。

(1)ボイスボットとは

ボイスボットとは、AIを活用して電話での問い合わせや受付業務を自動化する音声対話システムです。利用者の発話内容を音声認識でテキスト化し、AIが内容を解析したうえで適切な回答を音声で返します。

  • AIが電話での問い合わせや受付業務を自動化
  • 音声認識・AI・音声合成を組み合わせて自然な対話を実現
  • 予約受付や本人確認など幅広い電話業務に対応

対応が難しい問い合わせはオペレーターへ転送できるため、自動応答と有人対応を組み合わせた運用も可能です。24時間365日の受付体制を構築しやすく、電話対応の効率化や業務負担の軽減を目的として、多くの企業で導入されています。

(2)AI電話応答との違い

ボイスボットとAI電話応答は、どちらもAIを活用して電話対応を自動化する仕組みです。ただし、一般的にAI電話応答はAIを利用した電話対応全般を指す一方、ボイスボットは利用者と対話しながら対応するシステムを指します。

  • AI電話応答は電話対応全般を指す広い概念
  • ボイスボットはAIと対話しながら対応するシステム
  • 対応業務や連携機能はサービスごとに異なる

どちらも電話業務の効率化を目的としていますが、問い合わせ対応や予約受付、本人確認など対応できる業務や、外部システムとの連携機能、対話性能はサービスによって異なります。そのため、自社で自動化したい業務や必要な機能を整理したうえで、適したサービスを比較・選定することが重要です。

(3)IVRとの違い

IVR(自動音声応答)とボイスボットは、どちらも電話対応を自動化する仕組みですが、応対方法に違いがあります。IVRは音声ガイダンスに従って電話機のボタンを操作する方式である一方、ボイスボットはAIが利用者の発話内容を理解し、対話形式で応答します。

  • IVRは電話機のボタン操作で案内・振り分けを行う
  • ボイスボットは自然な会話で問い合わせ対応ができる
  • サービスによってはIVRとボイスボットを組み合わせて運用可能

定型的な案内や担当部署への振り分けを目的とする場合はIVR、問い合わせ対応や予約受付、本人確認など対話を伴う業務を自動化したい場合はボイスボットが適しています。業務内容に応じて両者を使い分けることで、電話対応を効率化できます。

(4)チャットボットとの違い

チャットボットとボイスボットは、どちらもAIによる自動応答システムですが、利用するチャネルや適した業務が異なります。チャットボットはWebサイトやアプリ上でテキストによる対話を行い、ボイスボットは電話で音声による対話を行います。

  • チャットボットはWeb・アプリでテキストを使って対応
  • ボイスボットは電話で音声による対話を実施
  • 利用シーンに応じて両者を組み合わせた運用も可能

チャットボットはFAQや文字入力しやすい問い合わせに適しており、ボイスボットは電話での問い合わせや予約受付、本人確認など音声対応が必要な業務に活用されています。電話とWebの窓口を使い分けることで、顧客対応全体の効率化につなげられます。

5.ボイスボットのメリット

ボイスボットは、電話対応を自動化するだけでなく、受付体制や業務効率の改善にも活用されています。自社の電話業務に適した形で導入することで、オペレーターの負担軽減や運用コストの見直しにもつながります。
ここでは、ボイスボットを導入することで期待できる主なメリットを解説します。

(1)電話応対を自動化できる

ボイスボットは、問い合わせ対応や予約受付、本人確認など、あらかじめ自動化しやすい電話業務をAIが代行できるため、オペレーターが対応する件数を減らせます。定型的な問い合わせを自動化することで、オペレーターは複雑な相談や個別対応が必要な業務に集中しやすくなります。

また、あらかじめ設定したシナリオやAIによる対話に基づいて対応するため、担当者による応対のばらつきを抑えやすく、業務の標準化にもつながります。

(2)24時間365日の電話対応を実現できる

ボイスボットは24時間365日稼働できるため、営業時間外や休日でも問い合わせや予約受付、本人確認などの電話対応を継続できます。

担当者が不在の時間帯でも電話を受け付けられることで、営業時間外の問い合わせを取りこぼしにくくなり、対応機会の確保につながります。

また、利用者は都合のよい時間に電話できるため、受付時間を気にせず問い合わせや手続きを進められ、電話対応の利便性向上にもつながります。

(3)オペレーターの業務負担を軽減できる

ボイスボットが定型的な問い合わせや予約受付、本人確認などを自動で対応することで、オペレーターが対応する電話件数を減らせます。

その結果、複雑な問い合わせや個別の判断が必要な案件に人的リソースを集中しやすくなります。

また、問い合わせが集中する時間帯でも自動応答が電話を受け付けるため、一時的な呼量増加による負荷を分散しやすくなり電話対応業務全体の効率化につながります。

(4)応答率・顧客満足度の向上につながる

ボイスボットを導入することで、定型的な問い合わせを自動で受け付けられるため、オペレーターにつながるまでの待ち時間を短縮しやすくなります。

営業時間外や問い合わせが集中する時間帯でも電話を受け付けられるため、つながらないことによる機会損失の抑制にもつながります。

また、あらかじめ設定したシナリオやナレッジに基づいて一貫した応対を行うため、担当者ごとの対応のばらつきを抑えながら安定した品質で顧客対応を提供できます。

(5)人件費・運用コストを削減できる

ボイスボットは、問い合わせ対応や予約受付などの定型業務を自動化することで、オペレーターが対応する電話件数を減らし、人件費の削減につながります。

電話の一次対応や受付業務をAIが担うことで、担当者は複雑な問い合わせや顧客対応に集中でき、業務全体の効率化を図れます。

また、営業時間外や問い合わせが集中する時間帯も自動で対応できるため、人員を増やさずに対応体制を強化しやすくなり電話対応にかかる運用コストの最適化にもつながります。

6.まとめ

ボイスボットは、問い合わせ対応や予約受付、本人確認などの電話業務を自動化し、24時間365日の受付、応答率の向上、オペレーターの負担軽減、運用コストの削減につなげられます。
導入時は、対応業務、認識精度、外部システムとの連携性、料金、支援体制、セキュリティを比較し、自社の利用目的や規模に合うサービスを選ぶことが重要です。

株式会社ストラーツの「電話応対AIサービス」は、AIによる電話受付や問い合わせ対応の自動化をはじめ、24時間365日対応、企業ごとのシナリオ設計、導入前検証、導入後のフルカスタマイズにより、自社の業務フローに合わせた電話対応体制の構築を支援します。

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