24時間対応のコールセンターサービス比較|対応範囲・費用・選び方

24時間対応のコールセンターサービスを導入すると、営業時間外や休日の入電を取りこぼさず、機会損失や顧客満足度の低下を予防できます。本記事では、24時間対応が可能なコールセンターサービスを自動応答型と有人受付型に分けて15サービスを比較し、選び方のポイントと業種別の活用事例を解説します。

目次

1.24時間対応のコールセンターサービス比較

(1)自動応答型24時間対応コールセンターサービス

自動応答型コールセンターサービスでは、ボイスボットを中心に、定型的な問い合わせの一次受付や予約受付、折り返し依頼の記録などを行います。

オペレーターの人件費が発生しないため、深夜帯を含めて定額に近いコスト※ で24時間対応を実現できます。

※利用量や応答件数、通話時間などに応じて料金が変動するサービスもあります

①ストラーツAIコールセンター

電話応対AIサービスでは、AI技術による自然な音声対話で24時間365日いつでも顧客対応を行えます。会話の途中での割り込みにも柔軟に対応できるなど、人に近い自然な対話が可能であり、以下のデモ体験ではその流暢な受け答えをご確認いただけます。

高精度なヒアリング機能を備え、既存システムともシームレスに連携できます。
導入後は担当エンジニアによるフルカスタマイズ伴走型のサポートを受けながら、継続的な運用改善を進められることも強みです。

特徴・24時間365日自動応答によって営業時間外対応が可能
・導入後も担当エンジニアによるフルカスタマイズ伴走型のサポート体制
・高精度なヒアリング機能と既存システムとのシームレス連携
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ特別キャンペーン:開発協力でフルカスタマイズ無料(基幹システム連携費用のみ発生)
提供元企業株式会社ストラーツ

②MOBI VOICE

MOBI VOICEは、生成AIと音声認識を活用した自然な対話により、日中の業務が忙しい顧客も24時間・365日いつでも電話相談が可能です。ピーク時のあふれ呼を自動受付することで顧客満足度を向上させながら、オペレーターの業務効率化と負担軽減を実現します。

特徴・生成AIによる自然な音声対話と高精度の意図解釈
・ノーコードでシナリオ作成
・変更が可能24時間・365日の自動応答で顧客利便性向上
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ従量課金:要お問い合わせ
提供元企業株式会社モビルス

③AI Messenger Voicebot

AI Messenger Voicebotは、24時間365日いつでも顧客からの問い合わせに対応できる電話対応AIエージェントです。搭載された独自AIエージェント技術によって用件特定から自動対応まで幅広く自動化し、オペレーターの負担軽減とコスト削減を同時に実現します。

特徴・特化型AIエージェントによる自然でユーザー主導の対話
・幅広い自動化範囲
・24時間365日対応
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせシステム連携:外部システムとの連携が可能
提供元企業株式会社AI Shift

④ボイスボットソリューションCOTOHA Voice DX® Premium

ボイスボットソリューションCOTOHA Voice DX® Premiumは、24時間365日いつでも自動応対が可能なため、営業時間外のお問い合わせによる機会損失を防止できます。お問い合わせのヒアリングから後続処理まで一気通貫で自動化し、オペレーターの稼働削減と顧客満足度向上を同時に実現します。

特徴・複数のAIエンジンを活用した音声対話と自動応対
・お問い合わせ受付からシステム書き込みを自動化
・24時間365日対応でコールセンター営業時間外の顧客ニーズに即時対応
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ利用形態:従量制(要お問い合わせ)
提供元企業NTTドコモビジネス

⑤PKSHA Voicebot

PKSHA Voicebotは音声認識技術とLLMを活用したAI-IVRが、顧客の問い合わせ内容を瞬時に判断し、最適な窓口へ誘導または完全自動対応します。定型業務の自動化により、オペレーターの稼働削減と顧客満足度の向上、管理コスト削減、従業員の離職率低下を同時に実現します。

特徴・AI-IVRによる自動振り分け
・24時間365日対応
・ノーコードで対話フローを簡単構築
料金AI-IVRプラン:要お問い合わせ自動応答プラン:要お問い合わせ初期費用:要お問い合わせ
提供元企業株式会社PKSHA Communication

⑥ミライAI

ミライAIは担当者の在席確認や折り返し受付、営業電話への対応までAIが行い、通話内容は文字起こし・要約してメールやチャットへ通知できます。会話フローはテンプレートをもとに自社向けに設定できるため、営業時間外を含めて継続的な電話受付体制を構築しながら、電話対応による業務負荷の軽減につなげられます。

特徴・24時間365日のAI電話応対
・取次ぎに対応・担当者への取次ぎや折り返し受付を自動化
・通話の文字起こし・要約をメールやチャットへ通知
料金BASIC:月額4,980円(初期費用0円)PRO:月額30,000円(初期費用30,000円)ENTERPRISE:月額200,000円~(初期費用200,000円~)
提供元企業株式会社ソフツー

⑦IVRy

引用:https://ivry.jp/

アイブリーは、営業時間外や混雑時にもAIが電話に応答し、用件の聞き取りや予約受付、SMS送信、担当者への転送まで対応します。通話録音・文字起こしや多言語対応も備えており、電話の取りこぼしを防ぎながら、店舗やオフィス、コンタクトセンターの電話対応負担を軽減できます。

特徴・営業時間外を含む24時間の電話受付に対応
・予約受付・用件確認・電話転送・SMS送信を自動化
・通話録音・文字起こし・多言語対応を搭載
料金初期費用:要お問い合わせ月額費用:要お問い合わせ利用形態:一部従量制(要お問い合わせ)
提供元企業株式会社IVRy

⑧commubo

commuboは、定型業務に適したシナリオ型と、柔軟な応対が可能な生成AI型を使い分けられます。夜間や混雑時にも自動応答でき、氏名や住所などの情報聴取、SMS送信、外部システム連携にも対応し、電話の取りこぼしや有人対応の負担を抑えられます。

特徴・24時間365日の問い合わせ・予約受付に対応
・シナリオ型と生成AI型を業務に応じて使い分け可能
・音声での情報聴取やSMS送信、外部システム連携に対応
料金従量課金制※詳細は問い合わせ
提供元企業株式会社ソフトフロントジャパン

⑨LINE WORKS AiCall

LINE WORKS AiCallは、会話内容から問い合わせの意図を理解し、FAQ回答や用件の振り分け、オペレーターへの転送まで対応します。営業時間判定によって時間帯ごとにシナリオを切り替えられるため、夜間や営業時間外の受付にも活用可能です。

特徴・営業時間外を含む電話一次受付をAI化
・FAQ回答・用件振り分け・オペレーター転送に対応
・既存のPBX・CTIと連携可能
料金要問い合わせ
提供元企業LINE WORKS株式会社

⑩Voice Mall

VoiceMallは、コールバック予約やSMS配信、音声情報提供などの電話受付を自動化し、営業時間外やオペレーターが対応できない時間帯の電話受付にも活用できます。クラウド型のため設備の導入や保守負担を抑えられ、Webシステムとの連携にも対応しています。

特徴・24時間の電話自動応答・受付業務に活用可能
・コールバック予約やSMS配信などの機能を搭載
・クラウド型でWebシステムとの連携に対応
料金要問い合わせ
提供元企業NTTテクノクロス株式会社

⑪DHK CANVAS

DHK CANVASは、FAQはAI、定型業務はシナリオ、複雑な問い合わせは生成AI、クレームはオペレーターへ振り分けることで、問い合わせ内容に応じた対応を行います。既存の電話番号やコールセンターシステムとの連携にも対応しており24時間の受付体制や電話業務の効率化に活用できます。

特徴・24時間の電話受付・自動応答に対応
・AI・生成AI・シナリオ・有人対応を自動で振り分け
・既存の電話番号と連携可能
料金詳細は要問い合わせ
提供元企業株式会社電話放送局

⑫AI電話自動応答サービス

キューアンドエーのAI電話自動応答サービスは、夜間や休日、あふれ呼にも対応し、問い合わせ内容をテキスト化してメールやSMS、Slack、Teamsなどへ通知できます。外部システムとのAPI連携や有人対応との組み合わせにも対応しており、24時間の受付体制を構築しながら総括的な電話業務の効率化を実現します。

特徴・夜間・休日・あふれ呼を含む24時間の電話受付に対応
・代表電話・予約受付・注文受付を自動化
・メール・SMS通知や外部システムとのAPI連携に対応
料金スタンダード:月額50,000円~(初期費用260,000円~)エンタープライズ:月額250,000円~(初期費用1,200,000円~)
提供元企業キューアンドエー株式会社

(2)有人受付型24時間対応コールセンターサービス

⑬電話代行サービス株式会社

電話代行サービス株式会社は、代表電話の受付をはじめ、夜間・休日の電話対応やコールセンター代行まで、企業ごとの業務内容に合わせたオーダーメイドの運用に対応します。豊富な電話応対ノウハウを持つオペレーターが応対し、営業時間外や繁忙時間帯も電話の取りこぼしを防ぎながら、業務の継続と顧客対応を支援します。

特徴・24時間365日の有人電話受付に対応
・業務内容に合わせたオーダーメイドの運用が可能
・豊富な電話応対ノウハウを持つオペレーターが対応
料金要お問い合わせ
提供元企業電話代行サービス株式会社

⑭24時間対応電話代行サービス

テルシンク24は、一次受付や指定担当者への転送、マニュアルに基づく問い合わせ対応、クレームの一次対応、緊急時のエスカレーションなどに対応しています。個人事業主から企業まで利用でき、営業時間外や土日・祝日の電話受付、ネットショップの注文受付、お客様相談窓口など、業務内容に合わせた電話対応を提供します。

特徴・24時間365日の有人電話受付に対応
・一次受付・担当者転送・クレーム一次対応に対応
・個人事業主から企業まで幅広く利用可能
料金要お問い合わせ
提供元企業アフターコールナビパートナー合同会社

2.24時間対応のコールセンターサービスの選び方

(1)深夜帯の入電内容から必要な対応レベルを決める

選定を誤る原因の多くは、入電実態を確認しないまま対応レベルを決めてしまうことにあります。こうした選定ミスを予防するには、平日夜間、深夜、休日の時間帯別に入電傾向を分けて確認することが有効です。

まず、現状の着信履歴から、営業時間外の入電件数と内容の内訳を確認します。
営業時間の確認や予約希望が中心であれば自動応答型で足り、設備故障の緊急受付や体調急変の連絡など判断を要する入電が含まれる場合は有人受付型、または自動応答と有人対応を組み合わせたハイブリッド型が候補になります。

時間帯によって必要な対応レベルが異なる場合、深夜帯のみ自動応答型に切り替える設計でコストを抑えやすくなります。

以下の記事では、コールセンターのAI導入について詳しく解説しています。自動応答やハイブリッド型も含めた多面的な判断にお役立ていただけます。

(2)料金体系と超過時の従量課金を確認する

基本料が低額でも、コール数超過時の従量課金によって想定を上回る費用が発生する場合があります。

有人受付型の料金体系では、月間コール数に応じた月額固定型と、1コールごとの従量課金型に大別されます。この場合、入電数の変動が大きい業種では、繁忙期の超過単価を含めた年間費用で比較しないと、実際のコストを見誤ります。

自動応答型は月額固定に近い体系が中心ですが、通話時間や着信数に応じた従量部分を持つサービスも存在するため、注意が必要です。

(3)エスカレーション体制と自社側の受け皿を設計する

24時間対応を委託しても、緊急案件を自社の誰にどう引き継ぐかというエスカレーション設計がなければ、体制として機能しません。

自動応答型では、AIが応対を完結できなかった場合の担当者転送、折り返し依頼の記録、SMSでの案内送付などを設定します。

有人受付型では、担当者への電話転送、メール通知、チャットツール連携などの緊急時の連絡手段と、緊急と判断する基準を委託先と事前に合意します。

以下に確認すべき実務事項を整理しました。

  • 深夜帯に自社の誰が一次連絡を受けるのか
  • 対応不要な入電をどこまで委託先で完結させるのか
  • 応対記録を翌営業日にどのような形式で受け取るのか

上記の設計が曖昧なまま導入すると、委託先からの転送電話が深夜に集中し、かえって負担が増える結果になります。

(4)個人情報の取り扱いとセキュリティ体制を確認する

顧客の氏名、連絡先、問い合わせ内容を委託先が取り扱うため、個人情報保護の体制確認は選定の必須項目です。
個人情報の保護に関する法律では、個人データの取り扱いを委託する場合、委託元に委託先の監督義務が課されています。

以下では、個人情報とセキュリティ体制に関して、システム(自動応答)と人(有人受付)の分類ごとに確認すべき事項をまとめています。

自動応答型・通話データや認識結果がどこに保存されるか
・AIの学習に自社の通話データが利用されるか
・データ通信や保管時の暗号化対応はどうなっているか
有人受付型・オペレーターが個人情報を閲覧
・入力する室内の物理的セキュリティ(スマホ持ち込み禁止、防犯カメラなど)
・委託先の従業員に対する個人情報保護の教育や研修の実施頻度
・在宅オペレーターを起用する場合のセキュリティ対策(専用端末、覗き見防止措置など)

契約時には、秘密保持契約の締結と、個人データの取り扱いに関する条項が委託契約に含まれているかを確認する必要があります。

3.24時間対応のコールセンターサービスの事例

(1)三井住友海上火災保険|24時間365日の事故受付を実現

三井住友海上火災保険では、台風や地震などの自然災害発生時には事故受付の電話が集中し、コールセンターの受付体制がひっ迫することが課題となっていました。

単独事故など一定条件を満たす事故については、AI音声が自動で受付を行う仕組みを導入し、24時間365日対応できる体制を構築しています。

これにより、営業時間外以外にも、災害や感染症拡大時など一時的に入電が急増する状況でも受付を継続できるようになりました。今後は火災保険や傷害保険の事故受付へ対象業務を拡大する予定です。

(2)ライフネット生命保険|AIボイスボットで24時間受付を実現

ライフネット生命保険では、オペレーターにつながるまでの待ち時間が長いことが課題でした。

そこで、対話型AIとAIボイスボットを組み合わせた受付体制へ移行し、問い合わせ内容に応じてAIまたはオペレーターへ案内する仕組みを導入しています。

さらに、生命保険料控除証明書の再発行については、AIボイスボットによる24時間365日の受付を実現しました。これにより、利用者は時間帯を問わず手続きを行えるようになり、オペレーターは複雑な問い合わせへの対応に注力できる体制を構築しています。

(3)SBI生命保険|AIとRPAで24時間受付から後続処理まで自動化

SBI生命保険では、生命保険料控除証明書の再発行業務にAI電話自動応答システムとRPAを導入しました。従来は営業時間内のみオペレーターが受付を行っていましたが、AIによる24時間365日の受付へ切り替えています。

さらに、受付後はRPAが受付データの取り込みから証明書の印刷までを自動で実施する仕組みを構築しました。

これにより、利用者は時間を気にせず手続きを行えるようになり、受付から後続業務までを含めた一連の業務を効率化しています。

(4)大阪市|AI電話で住民向け問い合わせを24時間365日対応

大阪市では、住民登録に関する定型的な電話問い合わせについて、受付時間の制約が課題となっていました。

そこで、区役所DX推進事業の一環としてAI電話による自動応答システムを導入し、24時間365日対応できる体制を構築しています。

曜日や時間帯、電話回線数に左右されることなく、市民がいつでも問い合わせできる環境を整備するとともに、AI電話単独での対応完結率や利用者満足度などを指標として運用し、受電業務の効率化と市民サービスの向上を目指しています。

(5)大阪府守口市|AI電話でごみ分別の問い合わせを24時間365日化

大阪府守口市では、ごみ分別に関する電話相談が多く、チャットボット導入後も電話による問い合わせが多い状況でした。

そこで、AIによる音声対話型の自動電話応対サービスを導入し、ごみの分別方法や収集日、年末年始の収集スケジュールなどを24時間365日案内できる体制を構築しています。

複数回線による同時応対にも対応し、時間外や休日を含めて問い合わせを受け付けられるようになりました。その結果、電話相談件数の減少にもつながっています。

4.まとめ

コールセンターの24時間対応を実現するには、夜間・休日の人員確保だけでなく、問い合わせ内容の整理や有人対応との振り分け、対応履歴の管理まで含めて設計する必要があります。

株式会社ストラーツの「電話応対AIサービス」は、注文や予約、配送状況、契約確認、故障・修理などの電話に24時間365日対応できます。

名前や電話番号、住所、日時などのヒアリングに加え、FAQをもとにした自動回答、会話内容の文字起こし、SMS・LINE・メールによる通知、既存システムへのデータ連携にも対応しています。

定型的な問い合わせをAIに任せ、複雑な内容のみ有人オペレーターへ転送することで、夜間・休日の対応要員や教育負担を抑えながら、対応時間を拡大できます。

導入前の課題把握やシナリオ設計、業務フローの提案、検証に加え、導入後も担当エンジニアが業務内容に合わせて継続的にカスタマイズします。営業時間外の電話対応を自動化し、問い合わせの取りこぼしを防ぎたい場合には、ぜひご相談ください。

著者

AIコールセンターや電話応対AIを中心に、企業の業務効率化・顧客対応に関する情報を発信する編集部です。
サービス選定や導入検討に役立つよう、機能・料金・活用方法などをわかりやすく整理してお届けします。

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