コールセンターのPBXとは?仕組み・機能・クラウドPBXの選び方

コールセンターの電話対応を効率化するうえで、PBXの仕組みと機能を理解することは、システム選定や既存環境の見直しにおける前提条件です。一方でPBXのIVRやACDによる振り分けだけでは、一次対応にかかるオペレーターの負荷を十分に解消できないケースもあります。
本記事では、コールセンターにおけるPBXの基本機能や費用相場、選び方、そしてクラウドPBX導入時の注意点を解説します。

株式会社ストラーツの「電話応対AIサービス」は、機械音とは一線を画す流暢で自然な音声によって、従来の振り分け(IVR)の手間や、オペレーターの一次対応コストを劇的に削減します。PBXの導入・見直しと合わせて、現場の業務負荷を根本から解消したい場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

目次

1.コールセンターのPBXについてわかりやすく解説

まずは、PBXの定義とビジネスフォンとの違い、コールセンターにおける役割などの基本情報について解説します。

(1)PBXとは?ビジネスフォンとの決定的な違い

PBXは、構内電話交換機(Private Branch eXchange)の略称で、企業内の複数の電話機を外部回線に接続し、内線同士の通話外線の振り分けを行う交換機システムです。

コールセンターでは「大量の入電を複数のオペレーターへ効率よく分配する」「内線同士の取次や転送を正確に制御する」といった、業務の土台(インフラ)として機能します。ビジネスフォンとPBXは、いずれも社内の電話環境を構築するシステムですが、対応できる回線・端末の規模とシステムの拡張性に決定的な違いがあります。

PBXは大規模な運用高度なシステム連携複数拠点の統合に対応できるのに対し、ビジネスフォンはあくまで小規模なオフィス向けに設計されています。

(2)コールセンターでPBXが担う役割

コールセンターにおけるPBXの役割は、入電をオペレーターに振り分け、応対状況を制御することです。具体的には、顧客からの着信を受け、IVRによる用件振り分けを経て、ACDが待機中のオペレーターに接続します。

オペレーターが対応中の場合は、待ち呼として保留し、あふれ呼が発生した場合は転送や留守番電話への切り替えなどの設定に従って処理します。

(3)PBXの耐用年数とリプレイスのタイミング

オンプレミス型PBXの耐用年数は、約5~6年とされています。
ただし実務上の機器寿命は、メーカーの保守対応期間や部品供給状況に依存します。保守切れ後は、故障時の代替機調達が困難になり、システム停止のリスクが高まります。

リプレイスを検討すべきタイミングは、以下のとおりです。

  • 保守期限の終了通知を受けた場合
  • オペレーター席数の増減に伴い既存機器の収容能力を超える場合
  • テレワークや拠点拡大などの運用変更が生じた場合

保守契約書に記載された保守終了予定日を事前に確認し、リプレイスに必要な選定期間移行期間を逆算してスケジュールを組む必要があります。

参考:https://www.pmda.go.jp/files/000280104.pdf

(4)PBXの提供形態の比較

PBXの提供形態は、オンプレミス型クラウド型に大きく分かれます。
両者は初期費用、拡張性、保守体制の点で異なる特性を持つため、自社の運用条件に応じた比較が必要です。

提供形態の選定にあたっては、既存の社内ネットワーク環境、複数拠点の有無、テレワーク対応の必要性を踏まえて検討する必要があります。

2.コールセンター向けPBXの機能

コールセンター向けPBXには、内線・外線制御などの基本機能と、呼量管理や品質管理を担う特化機能があります。本章では、PBXが標準で備える基本機能と、コールセンター運営に不可欠な特化機能、業務特性に応じて必要となる機能の違いについて解説します。

(1)PBXの基本機能

PBXの基本機能は、内線通話、外線発着信、保留、転送、内線間の取次ぎです。
複数の電話機を一つの代表番号で受電し、内線同士で取次ぎや転送を行う仕組みが、PBXの基本的な役割となります。

機能名役割活用例
内線通話社内の端末(オペレーター間や管理者間)同士で、
通話料をかけずに通話する機能
オペレーターが対応に困った際、
同じフロアや別拠点の管理者に相談・連携する
外線発着信外部の電話回線を使って、顧客からの電話を受けたり(着信)、顧客へ電話をかけたり(発信)する機能顧客からの問い合わせ電話の受付や、折り返し連絡、アウトバウンド(営業電話)の受発信を行う
保留通話を一時的に中断し、相手に待機音(メロディなど)を流す機能顧客からの質問に対し、手元の資料やシステムを確認する間の待ち時間を案内する
転送通話中の電話を、別のオペレーターや担当部署の端末へ直接つなぐ機能別のオペレーターや、専門知識を持つ2次窓口(スーパーバイザーなど)へ通話をそのまま引き継ぐ
内線間の取次ぎ外線からかかってきた電話を内線で呼び出し、適切な担当者へ電話を回す機能代表番号にかかってきた顧客からの電話を、要件に合わせて担当のオペレーターへつなぐ

これらの基本機能に加えて、大量の入電を自動で振り分ける自動着信分配(ACD)や、自動音声で案内するIVRといったコールセンター専用の高度な機能を搭載することで、効率的な業務を実現しています。

(2)コールセンター向け特化機能

コールセンター特化機能には、ACDやIVRに加えて、通話録音・テキスト化やCTI連携など、運用効率や応対品質を高める機能が含まれます。以下では、代表的な5つの機能について解説します。

①着信呼自動分配(ACD)

着信呼自動分配(ACD)は、着信した電話を待機中のオペレーターへ自動で振り分ける機能です。
待ち時間が最も長いオペレーターや、対応件数が少ないオペレーターへ優先的に接続するなど、センターの状況に合わせた複数の分配ルールを設定できます。

これにより、特定のオペレーターへの負担集中を防ぎ、現場の稼働状況を均等化することが可能です。

②自動音声応答(IVR)

自動音声応答(IVR)は、着信時に自動音声で案内を流し、顧客のプッシュ操作音声入力に応じて担当部署やオペレーターへ振り分ける機能です。
営業時間外の自動応答や、よくある問い合わせの自動案内にも活用されますが、階層が深すぎるとユーザーの問い合わせから解決までに時間がかかり、顧客満足度を低下させる要因となる恐れがあります。

IVRを導入する場合、案内メッセージの長さや選択肢の数が顧客の離脱率に影響するため、導入時に案内フローの設計を検証することが重要です。以下の記事ではIVRについて詳しく解説しています。

③通話録音・テキスト化

録音した音声をAIが解析し、テキストデータに変換する音声認識・テキスト化機能を組み合わせる運用が拡大しています。

テキスト化されたデータは、応対品質のモニタリングトークスクリプトの見直し新人教育における資料作成などに活用され、さらにコンプライアンス対応の観点では、通話内容を客観的に確認できる記録としても活用できます。
以下の記事ではAIによる音声認識について詳しく解説しています。

④リアルタイムモニタリング&ウィスパリング

リアルタイムモニタリングは、管理者がオペレーターの通話内容をリアルタイムで確認できる機能です。
ウィスパリングは、モニタリング中に管理者がオペレーターのみに音声で指示を伝え、顧客には聞こえない形でサポートする機能です。

これらの機能は、新人オペレーターの教育や、対応が難しい問い合わせへの即時サポートに活用できます。管理者は、対応品質のばらつきをリアルタイムで把握し、必要に応じて介入できるため、応対品質の標準化に寄与します。

⑤CTI・CRM/SFA連携

CTIは、電話システムとコンピューターを連携させる技術です。例えばPBXとCRM/SFAを連携させることで、着信時に顧客情報をオペレーターの画面に自動表示できます。

これにより、オペレーターは顧客の過去の問い合わせ履歴契約情報を確認しながら応対でき、対応の効率化と精度向上につながります。
また、通話履歴データをCRMに自動記録することで、応対履歴の入力作業を削減できます。シームレスな運用を実現するためには、既存のCRM/SFAとの連携可否(API対応状況、データ連携形式)を導入前に確認することが重要です。

(3)コールセンターの業務形態別に見るPBX機能の活用方法

コールセンターの業務形態は、インバウンド(受電型)アウトバウンド(架電型)に分かれるため、それぞれ必要となる機能の優先度が異なります。

①インバウンド(受電型)コールセンター

インバウンド業務では、入電を適切に振り分けることが最優先課題となります。
ACD、IVR、待ち呼ガイダンス、あふれ呼対策(他拠点への自動転送など)が必須機能となります。問い合わせ内容に応じたスキルベースルーティングも、対応品質を左右する重要な機能です。

②アウトバウンド(架電型)コールセンター

アウトバウンド業務では、発信業務の効率化が優先課題となります。
オートコール(自動発信)、プレディクティブダイヤル(オペレーターの空き状況に応じて自動的に次の発信を行う機能)、発信履行管理機能が必須となります。架電結果(不在、拒否、成約など)をCRMに記録する連携機能も、営業活動の効率化に直結します。

そのため、自社の業務形態がインバウンド主体かアウトバウンド主体か、あるいは両方を併用するかを整理し、必要機能の優先順位を明確にしてシステム選定を行う必要があります。

3.コールセンター向けPBXの費用相場と投資対効果

ここでは、費用構成の目安と、投資対効果を検討する際の考え方について解説します。

(1)初期費用と月額運用の目安

PBXの費用は、導入形態(クラウド型・オンプレミス型)、利用席数、搭載機能によって異なります。

費用項目クラウドPBXオンプレミスPBX
初期費用数万円程度数十万円~数百万円以上
月額費用1回線あたり数千円~拠点あたり数千円~数十万円程度
主な費用内訳初期設定費、アカウント発行費PBX本体、サーバー、設置工事費
特徴初期費用を抑えやすい長期利用を前提に導入するケースが多い

オンプレミスPBXは、PBX本体やサーバー、配線工事などの費用が発生するため初期投資が大きくなる傾向があります。
一方、クラウドPBXは設備購入が不要なため初期費用を抑えやすいものの、利用席数に応じて月額費用が増加する場合があります。

実際の費用は、利用席数や必要な機能、外部システムとの連携要件によって変動するため、複数サービスの見積もりを比較して検討することが重要です。

(2)PBXの投資対効果に関する考え方

PBXの投資対効果を検討する際は、運用後に削減できる業務負荷を合わせて評価する必要があります。
具体的には、ACDによる呼分配の自動化で削減できるスーパーバイザーの手動振り分け業務、IVRによる用件振り分けで削減できるオペレーターの一次対応件数、CTI連携による顧客情報入力作業の削減などが評価対象となります。

機能削減・効率化できる業務
ACD(着信呼自動分配)SVによる手動でのオペレーター振り分け業務
IVR(自動音声応答)オペレーターによる一次受付・振り分け対応
CTI連携顧客情報の検索・入力作業
通話録音・テキスト化通話内容の確認・記録作成業務
リアルタイムモニタリングオペレーター状況の把握や管理業務

対応件数の増加、オペレーターの業務負荷軽減、管理業務の効率化なども含めて評価することで、自社におけるPBXの投資対効果を判断しやすくなります。

4.コールセンター向けPBXおすすめサービス12選

(1)クラウドPBX

①MiiTel Phone

引用:https://miitel.com/jp/service/phone/

MiiTel Phoneは、電話営業や顧客対応のブラックボックス化の解消を目的とする、音声解析AIを搭載したクラウド型IP電話サービスです。すべての通話が自動で録音・文字起こしされるため、やり取りの振り返りやシステムへの記録の手間を削減できる点が強みです。

料金初期費用:0円
月額費用:1ユーザーあたり 5,980円 ※年間契約の場合
通話料:別途(発信時に従量課金)
特徴・音声解析AIによる通話内容の可視化
・PCとネット環境だけで迅速に構築が可能
・Salesforceやkintoneなど外部CRM連携機能
運営会社株式会社RevComm

②AmeyoJ

引用:https://lipse.jp/ameyoj/

AmeyoJは、PBX機能を含むコールセンター業務に必要な機能を複数搭載するクラウド型のシステムです。インバウンドとアウトバウンドの両業務にワンストップで対応でき、システム一つで業務効率化を実現できます。独自の秒課金プランや通話料定額のかけ放題プランを提供しています。

料金初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ(座席数やプランによる変動制)
通話料:秒課金プラン、または定額かけ放題プランから選択可能
特徴・イン・アウトバウンド双方の高度な機能を搭載・秒課金やかけ放題プランの選択が可能・顧客管理や架電効率を効率化
運営会社株式会社アイ・ピー・エス・プロ

③GoodLine

引用:https://good-line.net/

GoodLineは、ビジネスフォン向けの小規模プランから、コールセンター構築に対応するクラウドCTIプラン(GoodCall)まで、事業規模に応じて選べる構成になっています。ACD相当の着信自動振り分けや稼働状況モニタリングなど、豊富な標準機能が強みです。

料金初期費用:100,000円〜(コールセンター向けプランの場合)※小規模プランは10,000円〜20,000円〜
月額費用:基本料金10,000円+1IDあたり1,000円〜
通話料:別途従量課金
特徴・PBX機能とCTI機能を標準搭載
・特化機能をオプション追加なしで利用可能
・最短2日で導入可能
運営会社Good Relations

④BIZTEL

引用:https://biztel.jp/

BIZTELは、複数業界での導入実績を備える高いシェア率が特徴のクラウド型コールセンターシステムです。24時間365日のサポート体制によって、稼働率を維持する安定性と音声品質を備えています。

料金初期費用:50,000円〜
月額費用:15,000円〜
通話料:別途
特徴・2,000社以上の導入実績
・24時間サポート
・主要なCRMや外部システムとのシームレスな連携
運営会社株式会社リンク、ブライシス株式会社

⑤MOT/TEL

引用:https://www.mot-net.com/mottel

MOT/TELは、官公庁を含めた複数の実績を備えるクラウド型PBXサービスです。スマートフォンやPCをそのまま内線化できるため、在宅勤務や遠隔拠点でのコールセンター運用を低コストで実現できます。CTI(顧客情報表示)や音声ガイダンス、通話録音などが、定額の月額費用内で人数制限なく利用できます。

料金初期費用:29,800円~
月額基本料:5,980円~
通話料:別途(外線発信時に従量課金)
特徴・PCやスマートフォンを内線化できる
・一定人数まで月額費用が変わらない
・豊富な業務効率化機能を標準搭載
運営会社株式会社バルテック

⑥オムニアリンク

引用:https://www.bewith.net/service/omnialink/callcenter/

オムニアリンクは、大手コンタクトセンターの自社運用による知見を詰め込んで開発したクラウドPBX機能を含むトータルコンタクトセンターシステムです。音声認識AIによるリアルタイムの文字起こしやFAQの自動検索表示など、オペレーターをアシストする機能を標準装備しています。

料金初期費用:820,000円~
月額費用:基本料金 150,000円~+専用VPC利用料 90,000円+システム使用料 9,000円×席通話料・回線費用:別途発生※利用する回線種別や専用線敷設による
特徴・通話内容から最適なFAQ候補をリアルタイムで自動表示
・稼働中の座席状況や通話中のキーワードを可視化
・専用線接続を前提するセキュリティ体制
運営会社ビーウィズ株式会社

⑦03plus

引用:https://03plus.net/

03plusは、スマートフォンやPCで東京03や大阪06といった主要都市の市外局番、および050番号をそのまま発着信できるクラウド型PBXサービスです。時間外のアナウンス切り替えや自動音声応答、代表番号の複数人共有などを備えており、小中規模の窓口やリモートワーク主体のセンター運営に適しています。

料金初期費用:5,000円~
月額費用:・基本料金(1ID / 1番号):980円(月額)・追加ID料金:1IDごとに 700円(月額)
通話料:別途(発信時に従量課金、または1IDあたり月額1,000円の「10分かけ放題」オプションを付加可能)
特徴・主要都市の市外局番で発着信が可能
・最短即日での番号発行に対応
・10分かけ放題オプションを提供
運営会社株式会社グラントン

⑧ひかりクラウドPBX

引用:https://business.ntt-east.co.jp/service/pbx/

ひかりクラウドPBXは、NTT東日本が提供するクラウド型PBXサービスです。オフィスの固定電話番号をスマートフォンやPCでそのまま発着信でき、拠点間での内線通話を定額化できます。

料金初期費用:要問い合わせ※回線契約状況や端末の工事費により変動
月額基本料:10ライセンスプラン:10,000円30ライセンスプラン:22,000円50ライセンスプラン:33,000円
通話料:別途
特徴・代表電話番号(03や06など)での発着信が可能
・異なるオフィスやリモートワーク環境、外出先の社員間でも内線通話が定額
・NTT東日本の通信ネットワークを利用できる
運営会社NTT東日本株式会社

⑨COLLABOS PHONE

引用:https://collabos-service.jp/service/pbx/collabos-phone/

COLLABOS PHONEは、PCにソフトフォン(専用ソフトウェア)をインストールして利用できるクラウド型PBX・CTIサービスです。高額な専用ハードウェアや電話機が不要であり、座席数の増減に月単位で柔軟に対応できるため、キャンペーンに伴う一時的な席数変動やスモールスタートを検討している現場にも適しています。

料金初期費用:200,000円~
月額費用:1席あたり4,800円~
通話料:別途
特徴・専用ハードウェア不要
・最短3週間で立ち上げ可能
・1席単位から月単位で柔軟にライセンス数を変更可能
運営会社株式会社コラボス

⑩MediaCalls

引用:https://mediaseries.medialink-ml.co.jp/mediacalls/

MediaCallsは、独自開発のインターフェースを搭載したクラウド型コールセンターシステムです。PBX機能以外にも、ACDやIVR、詳細な統計レポートといったセンター運営に求められる機能を搭載しており、すべての設定を直感的な画面で直感的に変更できます。

料金初期費用:要問合せ
基本使用料:55,000円
1ユーザ(内線)ライセンス:1,500円コールセンター
ユーザライセンス:2,000円
特徴・直感的な管理画面
・柔軟なシステム提供形態
・同時通話数(回線)ベースでの課金
運営会社メディアリンク株式会社

(2)オンプレミスPBX

⑪UNIVERGE Aspire 6

引用:https://www.necplatforms.co.jp/product/aspire_6/index.html

UNIVERGE Aspire 6は、国内累計40万システム以上の出荷実績を備えるオフィス向けIP-PBXシステムです。オフィステレフォニー機能に加え、AI技術やクラウドサービスとの連携機能を搭載しています。
クラウドサービスとシームレスに繋がり、チャット、Web会議、ファイル共有といったユニファイドコミュニケーション環境をトータルで構築することが可能です。

料金要お問い合わせ
特徴・高品質な音声通話環境
・専用装置が不要でクラウドサービスに連携が可能
・スマートフォン連携に対応
運営会社NECプラットフォームズ株式会社

⑫MOT/PBX

引用:https://www.mot-net.com/motpbx

MOT/PBXは、オフィス内に専用の主装置(オンプレミスPBX)を設置し、独自のサーバーを介して強固な通信環境を構築します。インターネット回線を利用してスマートフォンやPCをビジネスフォンとして内線化できるため、外出先や在宅勤務の社員とも無料の内線通話が可能になります。既存の固定電話回線をそのまま有効活用しながら、月額のシステムランニングコストを抑えられます。

料金要お問い合わせ
特徴・スマートフォンやPCを内線化・自社専用の機器で強固なセキュリティを維持・買い切り型でランニングコストを抑えられる
運営会社株式会社バルテック

5.コールセンター向けPBXの選び方

PBXの選定では、機能要件や連携性、品質、拡張性、サポート体制を含めた多角的な評価が必要です。ここでは、選定時に確認すべき5つの観点を解説します。

(1)必要な機能が搭載されているか

PBXの選定にあたっては、自社の業務形態(インバウンド・アウトバウンド)に必要な機能が標準搭載されているか、オプション追加が必要かを確認する必要があります。ACDの分配ルールの柔軟性、IVRの設定変更の容易さ、通話録音・テキスト化機能の対応範囲など、特化機能の搭載状況を一覧化して比較することが実務上有効です。

(2)CTIやCRMと連携できるか

既存のCRM/SFAとの連携可否は、業務効率に直結する選定基準です。
連携方式がAPI連携か専用コネクタ提供かによって、導入後のカスタマイズ範囲や追加費用が変動します。企業担当者は、自社が使用しているCRM/SFAの製品名を伝え、連携実績の有無を事業者に確認する必要があります。

(3)通話品質や安定性に問題がないか

クラウドPBXの場合、インターネット回線を経由するため、通話品質が回線環境に依存します。選定時には、無料トライアルやデモ環境を利用し、自社のネットワーク環境下での通話品質を事前に検証する必要があります。
サービス事業者が提示するSLA(サービス品質保証)の内容も確認項目となります。

(4)拡張性・運用のしやすさは十分か

オペレーター席数の増減や拠点拡大に対して、柔軟に対応できるかを確認する必要があります。
クラウド型は席数変更への対応が比較的容易ですが、契約形態によっては変更に手続き期間を要する場合があります。また、管理画面からの設定変更が自社内で行えるか、事業者への依頼が必要かも、運用負荷に影響する確認事項です。

(5)サポート体制が充実しているか

導入後の障害対応、設定変更時のサポート、運用開始時のトレーニング支援など、サポート体制の範囲を確認する必要があります。特にコールセンターは業務時間中の障害が顧客対応に直接影響するため、サポート対応時間帯や障害時の連絡フローを契約前に確認することが求められます。

6.まとめ

コールセンターのPBX選定では、ACDやIVRといった特化機能の搭載状況、CRM/SFAとの連携可否、通話品質、拡張性、サポート体制を多角的に比較することが重要です。クラウド型・オンプレミス型それぞれの特性を踏まえ、自社の業務形態や運用環境に合ったサービスを選ぶことで、入電対応の効率化とオペレーターの負担軽減を実現できます。

株式会社ストラーツの「電話応対AIサービス」は、AIによる自動応答や会話のリアルタイムテキスト化に対応し、既存システムとの連携によるヒアリング内容のデータベース化や、取次時の自動連絡にも対応しています。PBXの導入・見直しと合わせて、一次対応の自動化による現場負荷の軽減をご検討の場合は、お気軽にご相談ください。

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